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仕事の「視座」って何!?視座を上げる方法を経営者が解説!オススメ書籍3選も!

こんにちは、マルゴト株式会社 代表取締役のコン(@konkeisuke)です。

たまに仕事をしている中で聞く「視座が低い」「視座が高い」に関して、そもそも視座って何!?というところから解説してみます。

まずは定義から。辞書的な意味は下記です。

視座(名):
・物事を見る姿勢や立場。
・知識社会学で、個人が、置かれた状況によって条件づけられた形で、社会に対し、社会を見る視点、座標をいう。転じて、一般に、物を見る姿勢、視点。

視座とは、人が物事を見る立場のことです。

会社内で言えば、
・新卒の立場から物事を見る
・マネージャーの立場から物事を見る
・社長の立場から物事を見る

みたいなのが視座の違いです。

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さらに視座を上げていくと
・〇〇業界の立場から物事を見る
・東京都の立場から物事を見る
・日本の立場から物事を見る
・世界の立場から物事を見る
みたいな風に上げていくことができます。

視座が高いことのメリットは?

視座を上げて考えたほうが良い、など色々と言われますが、視座が高いとどんな良いことがあるのでしょうか?

ーーー現役経営者が考える「視座が高いことのメリット」ーーー

1:視座が高い方が、高い抽象度の物事を扱える
今後の我が社は、今後の日本は、などの広いテーマを話せます。

2:視座が高い方が、見る範囲が広くなるので網羅できる
広い範囲を見た上で重要度を決められます。漏れている項目を見つけて、減らせます。

3:たくさんの関係者について考えることができる
社内なら営業、CS、開発、管理など多くの部門のことを考えられます。その分、多くの人を巻き込めるリーダーシップを発揮できます。

4:個別最適ではなく、全体最適を考えられる
自分一人や自分の部署のことだけ考えた最適解は、全体から見ると非効率だったりベストじゃないこともあります。視座が高いと全体最適から考えて、個別最適を見つけられます。

5:施策の成功確率/失敗確率が見えやすくなる
高い視座から見ることで各施策について確率が見えるようになります。例えば「あ〜、このままいったらこうなりそうだな」ということが部下の話を聞いていてわかる、などが起きます。確率が見えると良い打ち手が打てます。

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などメリットがあります。視座が低いと自分のことだけ、自部署のことだけ、が視野に入っている状態なので、他部門のことを考えた全体最適ができなかったり、他の関係者のことを考えられなかったりします。

視座を上げるには、どうすればよい?

結論はシンプルで、「1つ上の立場から考えること」です。

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社員なら上司の目線、マネージャーなら社長の視点、社長なら業界の視点、です。自分がもし1つ上の上司になったとしたら、何を考えて、何に悩んで、何を見ているだろうか?と想像するのが早いです。

▼例えば自分の上司は何を考えている?

・どの数字を見ている?
・何をプロジェクトの成功だと思っている?
・何を失敗だと思っている?
・何をリスクだと思っている?
・期末に何を実現していたいと思っている?
などを考えてみるとイメージが付くかもしれません。

1つ上のレイヤーから物事を考えると、自分のベストな動き方もスッと理解できると思います。

▼例えば飲食店で考えるとシンプルで、
・カフェのアルバイトなら、店長がどうしたいかを考えて動く
・カフェの店長なら、その駅周辺のカフェ業界がどうなるかを考えて動く
・カフェチェーンの経営者なら、カフェのトレンドはどうなる?駅周辺の飲食店はどうなる?駅周辺の人々の生活はどうなる?と考えて動く

という動き方ができると、うまくいきそうですよね。

▼自分がマネージャーなら事業全体を見る事業部長の立場から考えてみる。

・この事業の1年後の理想の状態は?
・この事業の顧客における理想の状態は?
・この事業は3年後はどうなっている?
・自社事業の課題は?
・自社事業のKPIは?
・自社組織の課題は?
・事業部長が達成したい数字は?
・事業部長が考えるリスクは?
と考えていくイメージ。

▼では、自分が社長なら何を考えると良いか?例えば

・〇〇業界の3年後の理想の状態は?
・〇〇業界の課題は?
・〇〇業界のリスクは?
・顧客がいる業界の3年後の理想の状態は?
・顧客がいる業界の課題は?
・顧客がいる業界のリスクは?
などです。

このように1つ上の視座から考えているからこそ、自分や自社が目指すべき立ち位置がクリアに見えてきます。

仕事の視座を学べる書籍・本はある?

おすすめが3冊あります!一つは経営コンサルタントの方が、「三人称」という言葉で視座を上がる方法を解説している本です。

もう一つはインバスケット思考という方法について解説されている本です。

3冊めはメタ思考トレーニングという本で、実際のケースを紹介しながら、視座を上げたメタ思考をするための設問がある本です。

まとめ

ビジネススキルというよりも、考え方や動き方のスタンスに近い話ですが、「視座」も非常に重要な概念なので、ぜひ視座を1つ上げるトレーニングをしてみてください!

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以上です!

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