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20歳が考えている「夢」って。
「夢なに?」「どんな夢があるの?」
若者の自分たちがよく投げられる質問です。職人なので、とりあえず「独立です。」とか「1人前になることです。」とか言っとけばなんとかなります。
ある日、感が鋭い人に同じ質問をされました。とりあえずは通じません。
「ありません。しかし、建築業界に一生身を置きたいと思っています。」
「夢に向かっていくことで想像以上の力が得られるし、輝くこともできる。君ももう20歳だしそろそろ決めないとね。」
「はい。」
今の自分を正面から否定されて、かなり食らいました。本当に辛いときは暗いプライベートな部屋で揺らいでいる自分に向かい合い、深い時間を過ごしました。
いろんな経験、時を経て自分はこう思いました。
「夢」は主動的に得るのではなくて、受動的に得られるのではないか?
知識も経験もまだまだ不足している建築業界2年生が「夢」を決めるのは確実にまだ早い。
また「もう20歳」ではなく「まだ20歳」可能性はたくさんある。今「夢」を決めることは可能性を限定してしまうのではないか?
結論 「夢」は見つかる日まで待ち、方向性は建築であるため、建築の知識経験を積んでいく。そうやって過ごすうちに見つかるといいな。がっつくことはない。気楽に行こう。
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