セックスに誘うタイミング101

意中の女性から交際OKの返事をもらって有頂天の非モテ男子には、更なる壁が待ち受けている。いつ・どんなタイミングでセックスに誘うか問題である。男性としてはなるべく早く致したいと思うが、性欲を丸出しにしてガッツくと女性から嫌われてしまう。せっかく彼女ができたのに、これに失敗してフラれてしまう非モテ男子はゼロではないと思う。

何を隠そう筆者もこの問題に悩まされてきた。しかも気づいたのだが、この問いに正面から答えた既存の資料が少ないのだ。恋愛テクニック本は交際開始までしかカバーしていないことが多い。一方で、いわゆるセックス・テクニック本は既に致せることが前提で、その技術を高めることに主眼を置いている。要は、交際開始〜初夜までの微妙な時期をサバイブするための集合知は案外ネット・書籍上に少ない?と思った次第である。

ちなみに結婚相談所を介した出会いは、成婚前の性交渉が禁じられていることは付け加えておきたい。ある意味、非モテ男子が性欲を発し方を間違えて自爆せずに済む…と言えるかもしれない(苦笑

四分表を作成してみた

非モテ男子が初夜に向けてどのように振る舞うべきか概念化しようと試みていたのだが、現時点では四分表を用いて場合分けするのが最も分かりやすいのではと考えている。正直完璧とは到底言い難くツッコミどころは満載かもしれないが、本稿では以下のフレームワークに基づいて対応することをオススメしてみたい。

そのフレームワークというのは、交際相手との関係性を、①交際相手との親密度と②交際相手の肉体関係を許す閾値(の高低)で分類し、対応を変えるというものである。

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あなたとの親密度

あなたの交際相手との親密度が高ければ高いほど、あなたのセックスしたいという欲求に応じてくれる可能性が高まるだろう。親密度は連続変数なので、交際OKの返事をもらったからと言って「もう親密なんだ!」「セックスしてOKなんだ!」と早合点してはいけない。彼女にしてみたら「好きになれそうだから付き合ってみた」だけかもしれない。そんな関係性なのにセックスに誘ったら、拒否されるどころか最悪嫌われてしまうリスクもある。

詳しくは後述するが、交際相手が肉体関係を許す閾値が低い女性である場合、親密度が低くてもセックスに応じてくれる可能性がある。しかし、このタイプの女性は往々にして「交際相手との身体の相性は重要である」と考えているかもしれない。あなたとの性行為に満足できない場合に、それが引き金になりフラれてしまうかもしれない。

交際相手が逆パターン、つまり親密度が高いにも関わらず性行為を許す閾値が高い、もあり得る。この場合は早る気持ちを抑えて、彼女とのプラトニックな関係を大事にするのが良いと思う。親密度が高ければ、いずれセックスはできるのだから…

(交際相手の)肉体関係を許す閾値

女性が男性に身体を許す閾値は人によって異なる。例えば、(個人的にはどうかと思うが…)付き合い始めてから3ヶ月間は男性と肉体関係を結ぶべきではない!!…という考えの女性もいる。過去に性的トラウマがある女性は、もっと慎重になるかもしれない。逆にマインドが欧米化した女性で、付き合う前に男性との身体の相性を確かめたい、と考える方もいる。後者の場合は、肉体関係を結んだからといって付き合ったとは言えない!という話になりそうだ。

セックス観はパーソナルな事柄ではあるが、付き合っている以上は恋愛観・セックス観について自然と考え方を共有するだろう。大まかに交際相手が四分表のどの象限にいるか類推でき、アプローチの方向性が定まってくる…という具体である。逆に言えば、それすら知らずにセックスに誘うなど愚の骨頂である。

ちなみに、女性の「肉体関係を許す閾値」は、あなたの努力次第で変えられる問題ではないかもしれない。他人のセックス観など、あなたがどうこう言ったところで「どうせヤリたいだけなんでしょ」と一蹴されて終わりである。交際3ヶ月はHをしないという言説にどれほどエビデンスがあるのか微妙だが、まぁ仕方がない。結局男性ができることは、親密度を高める努力を続けて信頼を勝ち取ることだけなのだと思う。

性的同意を取る

あなたのセックスしたいという気持ちは言葉で伝えてよい。むしろ非モテ男子こそ「言語的に」性的同意を取得した方がよいと思う。別に筆者がフェミニストだからそう主張してるのではなく、今のご時世、非モテ男子が自分の身を守るためには欠かせないと思うからだ。

確かに世の中には、モテる男は自然に女性を誘導できる…的な言説がまかり通っている。また↓のようなツイートを読むと、言語を介した性的同意を望んでいないのは女の方だ!!という主張にも一理あるように思える。

まぁ…言いたいことは色々あるが、仮に↑のような女がいたとして、その女がどんなに美人だとしても、彼女らと結婚する必要がない。配偶者とは話し合いができねばならない。自ら主張はしないけど自分の気持ちは汲み取ってもらいたい「察してちゃん」と結婚しても、シンドいだけだろう。

それよりも重要なのが、非モテがモテ男の真似をすると大体事故る点である。例えば、非モテ男子がデートを数回重ねた女性を自宅に誘って「今晩こそ彼女と致してやる」と勇足をして、嫌がる女性と無理やり致そうものなら、今のご時世警察沙汰になっても言い訳できないだろう。たかがセックスで一度きりの人生を棒に振るのはバカバカしい。お互いの意思を言葉で確認することは、お互いの身を守るために大切なプロセスだと思う。


注) 2022年1月に改訂してます。

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