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緊急度の低い仕事から片付ける

緊急度の低い仕事は事実としてあります。
特にサラリーマンであれば、あまり意味を感じられない社内手続きや書類の整理など、面倒くさいことはやらなければならないという方も多いことでしょう。
私も多分に漏れず、毎日細かな仕事をやらなければいけない毎日です。
AIに仕事が奪われると言われて久しいですが、早くこんな仕事奪ってくれと切に願うことも少なくありません。
しかし、意味を感じられなくても、やらなけば前に進まないこともやはり現実としてあります。
そこで緊急度の低い仕事をどうやって片付けていこうかと考えた結果、表題の通り、先に片付けてみたらどうだろうと考え、実践してみました。
意外にも、仕事の進捗がはかどるようになりました。

読んでくださった方の参考になれば、嬉しいです。

緊急度は徐々に高くなっていく

緊急度は徐々に高くなっていくことが一般的です。
最初からいきなり緊急度の高い仕事がくる時は、期待値調整をすべきと考えます。
要は、締め切りをできる限り伸ばす努力が必要です。
「いつまでですか?」と具体的な日時を設定しましょう。
まともな職場であれば、ある程度の猶予はもらえるはずです。
もし、スピードだけ求めて「そんな時間がかかるのか」と詰められるようであれば、その上司の下で働くことは、良い判断とはいえないかもしれません。
やる気と根性を全面に出してくるアホな上司とは誰も働きたくないはずです。
そして闘って勝つ確率も低ければ、そもそもそんなアホな上司に勝つことも認められること自体にも意味はありません。
転職を前向きに検討した方が良いでしょう。

さて、緊急度について、もっと深掘りしていきます。
緊急度は最初は些細なタスクでも放置をすると、上がっていくものです。
例えば、書類整理でも、デスクの上いっぱいに溜まってくるような状況になれば、片付かない限り、他の仕事に着手することはできません。
都度都度では、それほどの緊急度ではなくても、時間の経過とともに緊急度が上がってくるケースは多いものです。
生産性がないからといって、こういった些末なことを後回しにした結果、さらに面倒くさい状況になったことのある方はきっと私だけではないはずです。
現在、緊急度が高い仕事が重なっている状態の場合、過去のツケが回ってきていることが一因になっていないか、今一度振り返りが必要かもしれません。
そして、そのことに気がつけたのならば、「些末なタスクを溜めないこと」が現状打破の一歩になることでしょう。
これ以上、緊急度に囚われないような行動をしていくことが解決の糸口になるはずです。

緊急度高い仕事はいずれ片付く

緊急度の高い仕事はいずれ片付きます。
なぜなら緊急度が高いからです。
緊急度に囚われている状態のときの私の心理状態はこんな感じでした。

「上司に褒められたい。」
「お客さんに仕事が速いと思われたい。」
「同僚にできる奴って思われたい。」

承認欲求が爆発していた頃です。
その結果、まず最初に整理整頓がなおざりになっていきました。
そして、整理ができていないものだから、資料や書類を探す時間が増えていきました。
結果として全然成果が出ないという事態に陥りました。

緊急度が高い仕事は上司や同僚も把握していることが多いため、自分も失念することはほぼありません。
逆に自分しか把握していないような細かいタスク、5~10分くらいで済ませられるような仕事は自分が動かない限り完了することはありません。
ならば、自分の承認欲求を抑えて、まずは自分だけが把握しているような些末なタスクから片付けていく方が抜けや漏れが減るのではないか。
抜けや漏れがなくなる結果、安心して集中して緊急度の高い仕事に取り組むことができるのではないか。
実践した結果、今は快適に仕事をすることができています。
緊急度が高いということは締め切りが設定されていることが多いものです。
締め切りがあるため、早めに片付けて、自分が安心したいという気持ちだったり、周りを安心させたいという気持ちは誠実さの表れだと思います。
しかし、その気持ちと闘い、期日通りに提出すればOKと割り切ることが大切です。
そもそも、そういった誠実な気持ちを持っている方であれば、緊急度の低い仕事から着手したとしても、いずれ必ずすべてを完了させることができます。
毎日、進捗を共有することは前提の上ですが、安心して、自分の仕事から片付けていって問題ありません。

自分都合だって大いに結構

自分の都合を優先することはそんなに悪いことではありません。
もちろん、人と関わりあって仕事をしていく上で、一定の配慮は必要です。
思いやりと言い換えても良いでしょう。
しかし、人の目を気にして働いたところで、自分が追い詰められていくだけです。
自分を追い込むことも時として必要な時期があるかもしれませんが、それは自分が大きなリターンが得られると「感じている」ときに限ると思います。
上司や会社のために身も心を捧ぐことまでは、する必要ありません。
自分の都合を優先した上で相手にもメリットがあるようにすることを考えることができれば、その姿勢は必ず相手にも伝わります。
自分のことだけを優先するのではなく、自分を優先した上で相手とどうやって良い関係を築くことができるか。
ここを抑えることができていれば、自分勝手とは言われないはずです。
自分のことも相手のことも大切にして、仕事をしていければ、仕事に関する悩みって激減するんじゃないか。
甘っちょろいのかもしれませんが、私はそう思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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