冷たい風に背筋が伸びる。

Konitaroです。
最近めっきり寒くなりましたね。
ここ京都も例外ではなく寒くなってきました。

京都は寒いというよりも『冷たい』、と表現されることもあり、刺さるような冷たさが本格的な冬になると襲ってきます。

その寒さ、意外と心地よいものなんです。
寒いのが苦手、もしくは嫌いな人も多いのに、何言ってるんだろう、と思われるかも知れませんが…

僕は北陸の雪深い地域の出身です。
今でこそ雪もあまり降らなくなり、雪深かったと言ってもなかなか信じてもらえなかったりするのですが、僕が小学生だったころはかなり雪深い地域でした。
小学生のころは剣道教室に通っていて剣道を習っていました。
中学を卒業するまでは剣道をしていたので、意外と剣道歴は長かったりします。

っとそれはさておき、その剣道教室では正月1月3日には鏡開きといってその年最初の稽古をしてから、終わった後はみんなでぜんざいを食べるというイベントがありました。
そして、その翌日1月4日から学校が始まる1月7日ごろまで朝5時から寒稽古といわれる稽古を毎朝します。
正直、寒稽古に行くまでは眠いし寒いし、で行きたくないと思うことが多かったのですが、稽古が終わる6時ごろ徐々に昇る朝日がとても綺麗で、清々しい空気が稽古場である体育館を包みます。
僕はその瞬間が大好きで、そのために寒稽古に行っている、といっても過言でないくらいでした。

そういう過去があるからか、午前中のうちに洗濯をしてベランダに干すとき、ベランダへの窓を開けたときに入ってくる冷たい空気が、心を凜としてくれるので大好きなのです。
そして、ベランダで周りを眺めながら洗濯物を干していると、こうやって平和な日常を送ることができる幸せを感じます。

最近は独立も視野に入れていることもあり、SNSに参加したり繋がった人に絡んだりすることも増えました。
よく投稿する人達はキラキラして充実した日常を投稿しています。
色んな人と会って、人が羨むようなオシャレな日常を投稿しています。

でも、それって裏側は泥臭くてオシャレでもなくて…と思うと、そんなことに力を注ぐことよりも、日々の生活を楽しむことに心を注ぐ方がより幸せなんだろうと思うようになりました。
でもまあ生活は楽な方がいいし、お金の心配は皆無にしたいので稼ぐことには貪欲にはいきたいのですが、生活を楽しむことも忘れずに、メリハリをつけて生きていきたい、とそう思うのでありました。

そして今日も冷たい空気を肌で感じながら、ベランダで洗濯物を干す日曜なのでありました。

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