プロセス

「結果」よりも「プロセス」の時代へ!

「がんばれば、結果が出る」
「結果よければ、すべてよし」

という2つの考え方があります。

「がんばれば、結果が出る」については、
成功体験を積めば、人は誰でも
「努力と結果の関係」を信頼するようになります。

端的に言えば、
以前は「がんばれば、結果が出る」
という世の中を生きてきました。

こうした状況を下支えしてきたものはなんでしょうか。

それは紛(まぎ)れもなく高度成長経済です。

経済が安定的、加速度的に拡大し、
がんばれば誰もが豊かになれた時代でした。

こうした背景があったからこそ、
どんな人でもがんばれば給料が上がり、
冷蔵庫を買うことができるようになり、
自家用車やマイホームを持ち、
より豊かで、快適な生活を送ることができました。

しかし、それが叶わなくなってきました。

その理由は、
経済成長が止まってしまったことにあります。

そんな時代の中、
私たちは「今を大事にする」
ことにフォーカスしました。

”今、自分は楽しいか?”
”今、ワクワクしているか?”

という発想が世の中の主流になりつつあります。

言い換えるなら、
「結果」よりも「プロセスそのもの」を
大事にする世の中がやってきたのです。

シリコンバレーのトップたちも
「(将来的に)いかに儲かるか」より
「今、自分たちがワクワクできるか」
という価値観を非常に大事にしています。

結果よりも”ワクワク重視”の時代になりました。

「結果主義からプロセス主義へ」
というパラダイムシフト起こっています。

ITやAIの加速度的な進化により、
今まで隆々として栄えていた業界が
一瞬にしてダメになるケースが増えてきました。

SNSの発達した現代は、
限りなくオープンな時代で
大きな可能性を秘めています。

だからこそ、
今現在が、楽しくて、ワクワクすること。

楽しくワクワク働いて、
その結果として利益が出たり、
お金が稼げるという過程が必要なのだ。

48期連続増収増益した伊那食品工業の
塚越寛会長はこう言っています。

「利益というのは残りカスだ」

なぜなら塚越会長には、
「会社は社員を幸せにするためにある」
という信念があるからです。

「社員が幸せになることにより、
結果として利益が出るのだ」
と言う。

しかし、
ワクワクも然り
淡々と続けることも
忘れないで欲しい。

直ぐに辞めてしまっては、
プロセスにもならない。
その先にプロセスの楽しみがあります。


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