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僕がコーチングに出会って気付いたこと

いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。
Twitterでnoteのテーマアンケートした所「コーチング」についてが多かったので少し書いてみようと思います。

しかし、今、日本でも数多くのコーチがいらっしゃる中で「コーチング」の知識やノウハウ的なものは様々なサイトで見ることが出来ます。今回は自分自身がコーチングと出会ったきっかけとそれによって何が変わったのかと言う原体験を書いていこうと思います。

​1.コーチングに出会ったきっかけ

自分自身営業としてキャリアをスタートさせた当初から一貫してパワーマネジメントでマネジメントされてきた経験上、マネジメント=パワーマネジメントと言う意識が強く染みつき、自分自身がマネジメントをするようになっても自分が見てきた上司のようにすることしかできませんでした。

パワーマネジメントしか知らない中また、その文化が根強い会社でマネージャー職を務める中で多くの離職者を見て、このままではいけないと言う想いが強くなっていきました。

どうすればより良いマネジメントが出来るのか?
そもそもマネジメントの本質とはなんなのか?
これからの時代どんなマネジメントが求められるのか?

を自分自身に問いかけ続ける中で僅かながら出てきた答えがありました。

「主体的に思考し行動出来、自らが目標に意味を持たせ走れるようにすること」

それを考えた時に今のパワーマネジメントでは実現するのが難しいということに気付き様々なマネジメント関連の書籍を読み漁ったり、人の話を聴く中で「コーチング型マネジメント」に出会いました。

コーチング型マネジメントとは

コーチング型マネジメントとは、コーチングスキルや概念をプラスした新しいマネジメント方法のことです。コーチング型マネジメントの目的は、「部下が自分で判断する・自発的に動けるようになる」ことにあります。
目標達成を目的としないのは、部下が目標達成するための能力向上や学びを促進させるためです。そして、問題に直面したときに、自らが考えて問題解決をする力を養うこともコーチング型マネジメントの重要な要素になります。

​2.何故コーチングを学ぼうと思ったのか

どうすればより良いマネジメントが出来るのか?
そもそもマネジメントの本質とはなんなのか?
これからの時代どんなマネジメントが求められるのか?

「1」でもあるようにこの3つのことを考える中でどのように部下の主体性を伸ばすか。が一番の課題でした。
理由は目先の成績はパワーマネジメントでも引き上げることが出来るからです。
寧ろ目先の成績だけを重視するならばパワーマネジメントで所謂半強制的に管理しながらアメとムチを使いながらマネジメントする方が効果が出やすいと思っています。

しかしそれでは主体的な人材は育ちません。事実成績をある程度あげた部下でも役職が上がると生産性が落ちたり、以前のようなパフォーマンスが発揮できないといったことが多くなりました。

半強制的に管理されアメとムチを使いマネジメントしてきた部下は役職が上がってもその癖が抜けないのです。
結果役職は上がれどいつまでも私の判断や指示を仰がなけば決断していけない人材が増えてしまいました。

これが自分が目指したマネジメント、育成とは180度違うもの。それを目にした時「このままではいけない」という想いが強くなったことがコーチング型マネジメントを学ぶきっかけとなりました。

コーチング型マネジメントの目的

コーチング型マネジメントは、部下が自分で考えて問題解決を図る、失敗や間違いから学ぶことが成長につながると考えます。
自発的な行動ができるようになったとしても、任せっきりにすることはありません。上司が部下の行動をサポートすることで、成果に至るまでのプロセスも重視するのがコーチング型の特徴です。

コーチング型マネジメントとは上に書いてあるように自分自身がマネジメントと定義していたものとは大きく異なる考え方でした。
しかしコーチング型マネジメントの概念は自分自身が目指すもの、在りたいマネージャーとしての姿そのものでした。

・部下が自分で考え問題解決を図る。
・自発的な行動が出来る。
・成果は勿論プロセスを大切にする。
・上司は部下のサポート役

これらは自分の作りたいチームの理想。これはいち早く取り入れ実践しなければと思い、コーチング型マネジメントの勉強をスタートさせました。

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その後自チームにコーチング型マネジメントを取り入れ、一定の成果が出始めた時当時人材紹介でお取引させていただいていたクライアント企業からマネジメントや教育に関する相談を多数受け、自分自身が社内で実践していることをお伝えすると意外に多くの企業で「マネジメント」をおざなりにしていることがわかりました。(※中小企業がメイン)

そしてある企業から外部からマネジメントや教育制度の構築に携わってほしいとお声がけしてもらい外部での活動を始めました。

その間知り合いのコーチやNLPを学んだ方等から個人的にコーチングとは?を教えていただいたり実際クライアントとしてコーチングを受けたりしながら勉強をしていました。

創業メンバーとして独立後は採用、人材開発領域のコンサルをメインに活動し昨年独立をした時に「今後副業やパラレルキャリアが更に加速することを考えた時に、今までは会社や上司が部下のキャリアを考えるのが一般的だったけど、一人ひとりが自分のキャリア、そして生き方に向き合う傾向が強くなるのではないか?そうした人達にコーチングを提供できないか」と考え始め、個人向けにコーチングをスタートさせました。

しかし、今までは企業クライアントの中でマネジメントや教育の過程で実施してきたコーチング。コーチとしてコーチングのみを提供するにあたって知識不足を痛感していた為2020年1月Twitterで知り合ったあるコーチからコーチングを本格的に教わり、2020年6月TCS認定コーチになりました。

1月にコーチングを学んだコーチとの間で設定した目標として2020年3月末までに250人の無料体験コーチングをコミットしています。

個人的に今年はコーチング元年と位置付けておりより多くの方とのセッションを実施したいと考えています。その一方で少しでも多くの方にコーチングとは?を体験してもらいたいと考えている為です。

250人の無料体験コーチングは現状70名弱のご利用いただいており、その中から継続コーチングをご希望いただく方も増えてきました。

これからもクライアント一人ひとりの目標達成、より豊かな人生をおくるお手伝いが出来るように精進していきます。

3.コーチングと出会い何が変わったのか

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一番伝えたのがこの部分かもしれません。
当然個人差もありますし、感じ方はそれぞれだと思いますが少なくとも僕自身何が変わったのか?という部分は自信をもってお伝えできる部分ですので少しでも参考になればと思います。

20代の時とにかく誰にも負けたくないという気持ちが’強く営業筆頭に様々な仕事にチャレンジしてきました。

20代前半はその強い思いがプラスに働きハードワークも出来ましたし、成果も出せました。それでもどこか自分に納得できない自分がいました。
何故自分は自分自身を認めれないんだろうか?そんな疑問を抱きながらもそれはまだまだ成長できる証かもしれない。とポジティブに変換し走ってきました。

しかし今考えるとそのポジティブさはあくまでも上辺であり根本にあったのは

・劣等感
・コンプレックス
・嫉妬心

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というようなネガティブな要素。それは自分自身が大学を中退し学歴社会がまだ残る日本において真っ当な道から外れてしまったという想いから来るものでした。
当時は「学歴なんて関係ない」と口では言い張っていたものの心のどこかで自分の人生に対して悲観し諦めていました。

だからこそ社会人として営業マンとしてだけは負けたくなかった。正確に言えば負けられなかった。負けると自分の存在価値がなくなると思っていました。

常に誰かと比較し勝っていないと不安になる。そんな想いが強くありました。しかし有難いことに当時の上司や周りのお陰で営業成績だけは伸び続け自分が目指している「仕事が出来る優秀なビジネスマン」への道を歩いていました。

そして徐々に周りからも「仕事の出来る完璧主義の小西」と言うイメージをもってもらい始めました。しかしそれでも自分自身に納得感や喜びといった感情は湧いきません。どちらかといえばその周囲の評価を崩せなくなり生きづらさを感じる日々。

在りたい姿を追いかけていた私はいつしか周囲が作り上げた(作ってしまった)虚像の自分を追いかけだすようになっていました。
この頃が一番人付き合いが億劫になっていました。それは新しい人と出会う度に優秀な自分を演じて相手に価値のある人間だと思ってもらわないといけないんだと思っていたから。

私は大きな勘違いをしていました。

周りにいる友人やパートナー、気にかけてくれる多くの人は「完璧な小西祐介」だから傍にいてくれてるのだと。
完璧じゃない小西祐介には興味すらないのだと言う決めつけもしていました。

丁度そういった思いも肥大化しどうすれば良いかわからなくなっていたタイミングでコーチングを提供している方と知り合いを通して出会いコーチングを深く学ぶようになりました。と同時に自分自身もコーチングを受けることに。

これが大きな転機となり今まで自分が作り肥大化した虚像と向き合うことに。何故自分がそんな虚像を作ったのか?今まで考えたこともなかったことを考える機会になりました。

コンプレックスから来る他者評価への異常な拘り

自分を縛っていた原因がわかり、近しい人に正直に打ち明け、フィードバックを貰うことに。結果周りから来る反応が予想外でした。

・小西が完璧だなんて思っていない。でもそれで良い
・どんな小西でも付き合うと決めている

こんな言葉が返ってきた時「今まで自分が勝手に思い込んでいただけだったんだ」と肩の力が抜けたと同時にこんなにも素敵な人達に対して虚像の自分で接してきたことを心から後悔しました。

他人に評価されたい。良く見られた。カッコつけたい。優秀と思われたい。そんな想いは時に自分の首を絞め周囲を息苦しくさせてしまうんだと言うことを身をもって学びました。

それ以来あるがままの自分を出して生きていくことの重要性とそこから築いていく関係性に重点を置くように。

カッコ良い自分じゃなくても良い。優秀な自分じゃなくても良い。そう言ってくれる人がいることの心強さ、暖かさに触れ大きく価値観が変わりました。

私は自分自身に優秀さや存在価値を求める一方無意識に周りにも同じことを求めてしまっていましたが、コーチングに出会い、自分と向き合ったことで自分にも周囲にも過度な期待をせず、あるがままを受け入れると言うことを学びました。

最後に、大人になるにつれ常識やルール以外にも見栄やプライドといった多くのものが心を覆いつくします。そして自分の本音に耳を傾けなくてもある程度問題なくビジネスパーソンとして活躍出来ます。

だからこそ自分の本音に耳を傾ける機会が少なくなる。

月に1回。1回で良いので自分自身の本音、見栄やプライドの無い心からの声と向き合ってみるのも良いのではないでしょうか?

普段はTwitterで呟いていますのでよろしければそちらもフォローお願いします。

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