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結婚したらどちらの苗字を名乗る?

こんにちは!婚姻届製作所です。

結婚をする際、必ず選択をしなければならないことがあります。
それは、どちらの姓を名乗るのか?という事です。
婚姻届の記入欄にもありますが、夫または妻のどちらかの苗字を選択しなければなりません。

夫婦別姓なんて事をよく聞くようになりました。これは夫婦で別々の姓を名乗ることなのですが、現状では法的に夫婦別姓は認められていません。
戸籍上は必ずどちらかの姓を選択しなければなりません。

事実婚であれば、夫婦別姓と言えるかもしれませんが、これはいわゆる内縁関係といわれるもので、法律上では配偶者ではありません。その為、法的な夫婦の権利などは認められていません。

婚姻届を提出して法的に夫婦となると、どちらかの姓を選択しなければなりませんが、どのように決めればいいのでしょうか?
先輩夫婦の方々はどういった選択をしたのでしょうか?

夫の姓を選ぶ
姓の選択をする際、一番多いケースは夫の姓を選ぶパターンです。
これが圧倒的に多いようです。何事もなければ夫の苗字にするという事が日本では慣例として続いてきたので、当たり前に「結婚したら夫の姓になる」と思っている人って多いのではないでしょうか。

好きな苗字を選ぶ
例えば、「相手の苗字になりたい」といった憧れを持っている人は一定数います。
また、「この苗字は好きではない」「この苗字にすると変な名前になってしまう」なんてケースもあったりします。
夫婦で話し合って好きな方の苗字を選択するカップルもいるのです。

親に相談して決める
どちらか迷っている場合、親に相談するのもひとつの解決策です。
親世代の方々からすると、結婚したら夫の苗字するのが慣例で、妻側の苗字を選ぶとなると、婿養子に来てほしといったような「家」の都合が絡んでくるイメージが強いです。
そういった親からの意見がある可能性もあるので、念の為に事前に意見は聞いておいた方が良さそうです。

余談ですが、結婚時に決めた姓から違う姓に変えたいという場合、方法は3つです。

1.離婚して再婚する

2.変えたい側の親族と養子縁組をする

3.家庭裁判所に申し出る

1と2はあまり現実的ではありません。戸籍や相続に関して影響が出てくる為です。
3に関しては「やむを得ない事由」が必要となります。これはこれで家庭裁判所の許可を得るハードルがあるので、簡単ではありません。

後から苗字を変えることは、出来るけれども簡単ではないので、はやり入籍時の苗字の選択は慎重に行うべきですね。家族も含めて話し合って納得した上で決めましょう。