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店内で怒鳴られ倒した初バイト「パン屋さんの接客」

私は今、IT業界でPMOとして働いているが、社会に出てからまともに働いた初めての仕事はパン屋さんでの接客である。

中学卒業後、7年間くらい家で完全に引きこもった後、22歳くらいから社会に出た。

パン屋さんを仕事に選んだ理由は、「パンを食べたかったから」である。
社会に出ていなかった私は、世の中にどんな仕事があるか分からなく、パンを食べたい気分の時に求人サイトを見て見つけたのがパン屋さんのお仕事だ。

ずっと引きこもっていた私に人と接するお仕事は難しいだろうと思って、職種は製造を希望していた。
求人サイトの募集にも製造があったが、製造は求人の枠が埋まってしまったとかで、接客を担当することになった。

今までろくに人と関わってなかったので、仕事の出来は散々だった。
まず、時間通りに出社することが困難。
パン屋の朝は早く、朝番は7:30出社。
何度か遅刻してしまった。

仕事の内容は、レジの準備や焼き上がったパンの品出しから始まり、開店時間までに準備を済ませてお客さんが来たら接客をする。

理由はさっぱり覚えてないが、とにかくいろんな人から怒られまくった。
年上のバイトや店長はもちろん、年下のバイトにも「ちゃんとメモを取ってくださいよ」などと怒られた。

一番厳しかったのは製造の人で、店内で「お前はバカなのか!?」というような暴言を営業中の店内で吐かれたりもした。

引きこもりから出てすぐのバイトで怒鳴られまくられ、メンタル的にはかなりキツかった。

その中でも嬉しいことはあった。
常連のお客さんがお見えになって、「〇〇様、予約のパンです」と声をかけたら、「名前を覚えてもらって嬉しいわ」と感激されたことがある。
仕事が覚えられなくて周りからたくさん怒られて辛い思いもしたけど、お客さんとの交流から接客の楽しさを学んだ。

と、こんなふうに初めてのバイトでは怒られまくった私だが、いろんなお仕事を経験していくうちに仕事で怒られることはほぼなくなった。

社会に出れなかった私が社会に出て、バイトで怒られまくっていた私が怒られなくなった。
この経験と成長から学んだことは「人間はいくらでも変わることができる」ということ。

自分のできないことは今でもいくらでもあるが、人間は変わろうと思えば変われるのだと信じて自分の人生を少しずつ良い方向に変えていく。

#はじめての仕事

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