いつまでたってもイメージの年齢においつけない

テレビ東京のテレ東音楽祭2020秋をたまたま見ていた私は、AKB48のセンターで歌う後藤真希に目が釘付けになった。モーニング娘。時代と変わらないダンスのキレ、可愛く美しい姿、現役アイドルにひけをとらないスタイル。35歳!?ほんとに!?

今の自分と同じ年齢!?!?

続くプレイバック映像で、globeがダブルミリオンを達成したDEPARTURESが流れた。そこに映る小室哲哉の名前の横に示された年齢37歳。あの頃の小室哲哉が今の自分とほとんどかわらない年齢だったなんて。

すごすぎる。

年齢っていったいなんなんだろう?
その年月を地球上で過ごしているという以上の意味はないのでは?
だって人によってこんなに違うんだから。

有名人と比較して驚くのもナンセンスだけど、自分の年齢が35歳というのに、あらためておののく。

なぜかというと、自分の感覚だと社会人になりたての20代前半くらいのイメージなのだ。仕事も振る舞いも、その頃イメージしていた30代半ばの先輩たちに遠く及ばない。

1年が過ぎれば1つ歳をとるのは当たり前だけど、自分の中では積み上がってきている感覚がない。自分の中のスキルや経験や人間的な豊かさ的なものが、積み上がっている感覚がない。

全くない・・・。
できなくなっている感覚はないけど、すごくできるようになっている感覚もない。

でも深呼吸をひとつして。

20代前半と今を比べれば、違うところはある。

例えば無駄な自尊心は低くなったし、かなりおおらかになった気はする。
自分を開示できるようになったし、ごめん!助けて!は言えるようになったし、できなさそうなことは表情に出せるようになったし、失敗も話せるようになったし、ずうずうしくなった。

何か気になったら1週間ずっと気にしていたのに、一晩寝たらだいたいのことはまーいっかと思えるようになった。

イメージしていたかっこいい成長とは全く違うけど、変化はしている。

そしてとりあえず、それでいっかと思えている。

何歳になったら、かっこいい先輩たちや自分のイメージする大人に追いつけるのだろう。もしかしてずっと「あれ?」という感じなのかもしれない。



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