それは、もしかすると元武雄市長:樋渡啓祐さんの「まちづくり」を象徴するものなのかもしれません
11月。
「会いたい人に会う」というテーマを掲げた11月。数人の「会いたい人」と会うことができましたが、最後にもうお一方、会いたい人がおりました。
その方は、僕にとって憧れの人、尊敬する人であり、まちづくり界のリーダー的存在。政治と行政と民間の三者が「起業」というキーワードで結び合うことの必要性と重要性を滾々と語る師匠とも呼べるあの御仁です。
かくして、僕は佐賀県武雄市に車を走らせたわけであります。
武雄市で行われた
「第1回政策起業塾リアル交流会」
11月27日日曜~28日月曜にかけて、今や図書館や市民病院、温泉の町、サウナの町として全国に名を轟かせる武雄市。そこで行われた「第一回政策起業塾リアル交流会」に参加してきました。
この塾の塾長こそ、僕が11月最後にお会いしたかった方、尊敬してやまない元武雄市長の樋渡啓祐さんです。
樋渡塾長はこの塾を通して、政策を通した起業、政策を実社会にインストールする方法を力説してくださっていると僕は感じていて、僕自身も10年来まちづくりに携わりながら、どこかクリティカルな手応えを感じきれずにいたのですが、それは、政策と実社会、実社会と政策の距離感が遠すぎるからだということに気づきました。
その距離感の正体は、政策に携わる人(行政、政治)とその政策の対象となる人(民間)のコミュニケーション不足だと思っています。日々の仕事の中で行政の方、政治家の方と膝を突き合わせて議論を交わすことはあまり想像できませんが、民間と民間なら、そういう姿が当たり前に想像できます。
この距離感を無くすこと、僕自身が(民間が)行政や政治の声が聞こえるポジションに身を置くことが必要だと考えました。
そのために、この塾に入塾して、政治家の方たちや行政の方たちと触れ合う機会を作り、新しい人脈づくりをしてみようと考えています。
前置きが長くなりましたが、
その政策起業塾の第1回リアル交流会が武雄市で開催されたのであります。
民間、行政、政治。
多方面から深く語り合える
仲間がいるよ!
かの有名な武雄市図書館の説明を樋渡塾長からいただいたり、御船山楽園ホテルのサウナ(サウナシュラン3年連続受賞のすごいサウナ)やアート展示をオーナー自ら説明いただいたり、武雄神社や武雄新幹線、武雄市役所、武雄市議会見学、新たにOPEN予定のemicafeさんでのランチや夜の懇親会。
どのスケジュールも学び多いものとなったわけですが、こんなに短期間で全国各地の議員さんや行政職員の方たちと名刺交換をさせていただいたのは人生で初めて。
この塾に入塾した目的の一つ「新しい人脈を作る」が必然と果たせたのはとてもうれしかったですし、まちのことを民間、行政、政治などなど多方面から深くまで語り合える仲間ができたこともとてもうれしいです。
「樋渡塾長のまちづくり」の象徴
全ての行程を終えた帰路の車中で、
ふと気づいたことがありました。
それは、もしかすると「樋渡塾長のまちづくり」を象徴するものなのかもしれません。
図書館やサウナ、カフェなど武雄市の魅力を一段も二段も格上げしているコンテンツは、いわゆる”まちづくり”的な視点で箱モノを作ったわけではなく、樋渡塾長が「こうしたい!」「これが毎日の暮らしにあったらいいな!」という気持ちがモチベーションとなって、実施、運用されていることに気づきました。
公のために尽くすことを念頭に据えていらっしゃる樋渡塾長ではありますが、いい意味で利己的に、自分が欲しい暮らしを手に入れるために様々なアイデアやコンテンツをまちにインストールしている感じ。
まちを誰かのせいにするのではなく、成功も失敗も全部自分。自分がやりたいことを自分がやりたいままに貫く。そこには他人との衝突もあれば、様々な課題もあるだろうけど、そこを笑いと人脈でさらりとかわす(かわしたように見せる、笑い話に代える)天才。
「樋渡塾長のまちづくり」を象徴するものは、「まちを誰かのせいにしない」「欲しい暮らしは自分たちで作れ」という2つだと僕の胸にすっと、武雄での2日間の気づきが発現していました。
佐伯のまちで実用してみたい
「まちを誰かのせいにしない」「欲しい暮らしは自分たちで作れ」というホットワードを胸にインストールできたので、佐伯のまちで実用してみたいと思います。自分自身がこれから佐伯で何をするのか。これからの佐伯はもっともっと面白くなる。
これからどんな風が吹いてくるか、楽しみで仕方ありません。
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