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生産性の話:なにがベネフィットでなにがコストなの?

「日本人には生産性の概念がない」と批判され始めてから十数年で、若者の間にコスパ、タイパを重視する風潮が広まったことは、なんとも喜ばしいことです。

俺の屍を越えていけ。

さて、屍の私もワーママになってからは特に生産性を重視するようになったと思いますが…未だ生産性の概念を正しく使いこなせていない気がします。

今日はそんな私の生産性の間違った使い方を、紹介しようと思います。

俺の屍を越えていけ。(2回目)


生産性の定義

さてまずは生産性の定義について確認です。おそらく今はもう常識ですよね。

生産性=得られたモベネフィット÷かけたコスト

※この記事では生産性のことを、コスパ、効率とも呼びます。一貫性なくてスミマセン

仕事に当てはめると、とてもわかりやすい指標だと思うのですが、日常生活に当てはめるとアレ?うまくいってない?

男女の買い物の傾向という記事への違和感

アレっ?て思ったのはこんな感じの記事を読んだとき。

私の読んだ記事(みつからなかった)では、女性は目的のものを買うまで、アレコレと関係ないものを見て直感力を高めてから目的のものを一瞬で選ぶ。一方、男性は目的のものを買うのに一直線な代わりに、選ぶのに比較検討が要るので時間がかかる。総じて、男女どちらのほうが効率的に買い物をしている、とは言えない、という論調だったと思います。

ちょうど新しい冷蔵庫を買いに行ったばかりで、我が家にも多いに当てはまっていたので笑えました。

夫はなにゆえ、予算外の冷蔵庫まで逐一、チェックしては、「これって、なにが違うの?どこが違うの?」と熱心に吟味しているのか。いや、予算も必要な機能も決まってるんだから、コレ一択じゃん!

と思ったところで、ふと「私にとってショッピングタイムってコストだったっけ?」と疑問に。

なにがベネフィットでなにがコストなの?

仕事においてはコスト=時間という考えは疑いようがないですよね。

でも、じゃあ同じ1500円の映画があったときに、上映時間が120分の映画より30分の映画の方が嬉しい?

そういえば、私にとっては料理時間はコストでしかないけれど、世の中には「手の込んだ料理を作ることが一番のストレス解消」という奇特な人が一定数存在する。そういう人が見つかるからSNSは面白い。そういう人にとって料理の時間は…コスト?

そういう私も、掃除と整理整頓の時間が好き。家事も時短時短と叫ばれて、家事時間=コストと捉えられがちな昨今だけど、私の家事時間の何割かはコストじゃない。ミニマリストみたいなシンプルライフで掃除する時間を減らすより、可愛い雑貨とか子供たちの作品をせっせと並べた方が、私の生活の生産性は高い。

仕事と違って、日常生活は、自分にとってなにがベネフィットで、なにがコストなのかを、ちゃんと自分の心によく聞いてから、生産性をあげる工夫をしないといけないんだな、と気付きました。ショッピングタイムをコストだと勘違いした私は間違ってた。ごめんよ、夫よ。ま、でも冷蔵庫は何でもいいんだ、私。

世の中の「時短テク!」を鵜呑みにしちゃうと、知らずに自分の生活の生産性を下げちゃうかも!というお話でした!




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