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#哲学

宝箱

宝箱

アクセサリーが入っている宝箱。

そこに、アクセサリーが入っていると思っている人ほど愚かな人はいないね。

どれも代替不可なものたちなんだ。

それは匂いだったり、声だったり、景色だったり。

失くして、同じものを買ったとしても、同じにはならない不思議さ。

それが宝箱に入っているもの。

だから、アクセサリーが入っていると本気で信じている人は、代替可能なものしか持っていない。

きっと、それは愚

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剥がれ落ちる

今まで自分のものだった細胞が剥がれて自分から離れた瞬間、それは不浄のものになる。死ぬ。

その空白を新しいものが埋める。再生。

否、新しいものが古いものを押し出す。

どちらも不可分な自分なのに、私たちはどちらか一方を貶めないと生を、死を、認識できないみたいだ。

愛してなんかいません、自分の体を。

文字

文字

光と影の陰影。それが文字の正体。

目で追うのは光か影か。

追った先にあるのは意味か、著者か、自分か。

わからない。わからないまま今も追う。

何を追いかけているのだろう。

見る見る見ない見る

見ないように目を瞑った。
存在を感じないように耳を塞いだ。
気づかれないように息を殺した。
見ない見ない見ない。

もう、目を開けてもいいよ。

ほら、あなたしかいない。

夢とはエゴだ。
だから、なくなっていい。
寧ろ無い方が正常かもしれない。

丁度いい

私には余りあるもの。
光、酸素、遺伝子、環境、愛、死……
それは、私には不足しているもの。

余りは不足と変わらない。
不足は余りと変わらない。
その間を揺れ動く生は丁度いい。

道

人それぞれ道がある。

それはお金や名誉、そういったものではない。

純粋に楽しいという気持ち。

続けたいという気持ち。

時間が惜しいと思う気持ち。

逸る気持ち。

そういった気持ちが束になって道になる。

だから、道はあなたが通った後ろにできる。