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まぶたを手術したらメイクが「効く」感覚を覚えた

2019年末に、眼科でまぶたの手術をしました。

もともと眼科で逆さまつ毛を指摘され、2015年夏に「眼瞼内反症」という症例で同様な手術をしました。ど一重から奥二重くらいになり、多少は目が開くようになったものの、まつ毛は完全に下を向いていて、目を大きめに開こうとすると、まつ毛がまぶたに巻き込まれて眼球に当たる感覚を覚えました。

2019年秋頃美容意識が高まった結果「いっそのこと二重整形しようかな〜?」くらいの勢いで情報を探していたなかで教えてもらった眼形成専門の病院で診てもらったところ、診察では「もうちょっと切ってもいいかもね〜」と言われ、保険適用でまた手術することになりました。 今回は「眼瞼下垂(その他・睫毛上皮膚切除)」という症例がつきました。

手術は笑気ガスでボーッとしたままあっという間に終わりました。術後しばらくのまぶたの様子は1回目の手術とあまり変わらず。しばらく経っても二重はだいぶくっきりはっきりしてくれました。ボーッとするとそんなに目の大きさは変わらないんだけど、目を開こうとするとガッと上がる。もちろんまつ毛は当たりません。

術後10日を過ぎた頃から、化粧がとても楽しくなりました。具体的に言うと、アイライナーやアイシャドウが「効く」のです。

手術前のある日、12/30にコミケに出展する際にコスプレをしよう、そのためにメイクを習得しようとデパートのコスメカウンターで見繕ってもらいました。

メイクしてもらった印象は「なんかあんま変わんない」。お店のお姉さんも「アイライナーはまつ毛の根本を埋めるようにすると効果的ですよ!ほら♪」と見せてくれたのですが、「まつ毛の根本って見えないんじゃ……」と思ってました。

ところが、手術した後、そのアイライナーを使い、手術によって前を向くようになったまつ毛の根本にアイラインを入れてみると、確かに目がはっきり際立ち、かわいい感じになったのです。これまで自分がメイクは意味がないと思っていたのは、主に身体というハードウェア的な理由だったんだなと思いました。

最近はずいぶん「みなそれぞれの美しさを持っているからそれを尊重しよう」という風潮になってきて、それは大変すばらしく、生きやすくなったなと感じます。しかし、一重まぶた、重たいまぶたを美しく見せるメイクはなんだか上級者向け。いっそ二重にする方が、チート級に簡単にかわいくなれるというのに歯痒さを覚えます。

私のように「アイプチがうまく機能しないほどのど一重」だと、もしかしたら逆さまつ毛や目が開かないなどの機能上のリスクがあり、治療として二重手術という選択肢もあります(あくまで機能改善が主なので見た目は思い通りにいきません、こだわりのない人向け)。術式は二重整形とそんなに変わらないわけですが、私は術後何か「整形したでしょ」的なことを言われたことはないですし(SNSで開示してたのもあるけど)、美容整形外科で二重整形してもそれは自信を持っていいことでしょう(普段からアイプチをしているなら、たぶん脱毛サロンでの施術と同じだと思う:というかアイプチ毎日するのはムダ毛を毛抜きで抜くくらいリスクありそう)。

人はそれぞれの美しさがあることと、もっと美しくなろうとすることの関係がまだ私のなかでもやもやしてるなあと思ったのでした。

今日で術後20日目。通院では特に異常なし。次回3か月後のチェックではもう少し左右差が解消されるといいなぁ。

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