ひとりごとはリモートワークのアドバンテージ? という仮説
日曜あたりから気持ちが不安定になり、月曜の夜になるころには安定してきた。しかし仕事や人生をどうしようかねという気持ちに苛まれている。
どうも、自分は孤独に仕事をしていて、まわりとうまく同期が取れておらず、迷惑をかけてしまうという感情を抱いてしまう。そういうとき、一緒に働く人が近くにいて、励ましあったり、勝手に励まされた気持ちになるような感情になることを懐かしく思う。ちょうど以下で投稿したように。
すると、著作『ナリワイをつくる』でおなじみの伊藤洋志さんがこんなリプライを返してくださった。
いろいろやり取りしているなかで、「ひとりごと」は、自分の状態を客観視するための重要な行動であり、この行動ができるのはリモートワーク環境だからこそなのではという大発見をしてしまった。
それから「ひとりごと 効果」でググったりしてみると、なかなか今の自分の課題感にフィットした内容が多い。
ひとりごと(心理学用語でセルフトーク)に関して、NIKKEI STYLEに書かれている内容面で私が気になるのは以下のトピックである。
・前向きな内容をつぶやくことで自らの考えや気持ちを整理できる
・悩みや不安を和らげる
・自分を第三者として客観視できる効果があり、習慣にすれば、冷静に対応できるようになる
自分の状態をポジティブに維持したいし、自分の考えを口に出すことで整理したいし、ネガティブになってもすぐ復帰できるようにしたいし、自分を客観視してコントロールしていたい。そんな私にぴったりなプラクティスなのではと思うようになった。
セルフトークに興味を持ったので本も読んだ。
これはかなり短い本なので1時間足らずで読み切ることができた。具体的事例はほぼなく、純度の高い入門的なプラクティスが紹介されているといった感じだ。ようはポジティブな心の声/実際の声でもって、自己暗示をしていこうという内容である。ポジティブなセルフトークの例文と、こんな指標でポジティブなセルフトークができているかといった20の観点などは勉強になった。値段の割に少し物足りないという意見もありそうだが、読み切れることこそが正義なのである。
ポジティブなセルフトークについて、ポジティブな考えを脳に刷り込ませるためにはよさそうだが、自分の状態を客観的に描写したり、自分の考えを整理したりするためのひとりごとについては知見は得られなかった。
次にこのあたりの記事。
元になった記事。
最近、思いついた些細なことを、書き留めておかないとすぐ記憶から零れ落ちそうになってしまうので、iOSのメモ帳に書き留めるようにしている。メモ帳に書き留める習慣はそのままに、まずは口に出す、ということをやってもいいのかもしれない。ただでさえ声に出す機会が減ってしまうので、声に出すことで、頭の中の整理と、記憶の定着の助けにしようというのである。
こちらの記事は作業中のひとりごとについての内容だ。
作業中の内容や今後の予定は、どんどん口に出すのがいいらしい。頭で考えているだけだと脳の思考の部分しか使わないが、声に出すことで言語の領域を使い、さらに耳に入ってくることで聴覚の領域も活性化する。声を発したり聞くことで不安を和らげる効果もあるとのことだ。
そして以下の記事では、ひとりごとによる認知機能の向上、自己暗示によるパフォーマンスの向上、自分への呼びかけに二人称や三人称、名前を呼ぶなどの距離を置く呼びかけをすることで、自分を落ち着かせる効果などが取り上げられている。
そしてこちらのライフハッカーの記事では、ひとりごとを言うことは、まるで他人に教えるような行為であるため、自分の理解が深まるといったことが言及されている。
ということで、リモートワークを生かしたセルフマネジメント方法として、ひとりごとが有効なのではないかと仮説を持ったお話でした。
お読みいただきありがとうございました! よかったらブログものぞいてみてください😊 https://kondoyuko.hatenablog.com/