服を楽しく手放していく
先月末にパーソナルカラーなど、「自分らしさとは何か」「自分に似合うものとは何か」について思いを寄せることになった私は、美容院で髪をブリーチしてピンクに染め、服を最適化しようと試みた。
ワードローブを、より自分に似合うものに最適化していきたいと考えた私は、着ない服、なんだかいまいちと感じる服、よく着ていたけどよれよれになってしまった服などを捨てることにした。大事にしていた服は写真に撮ってから捨てるようにしているのだけど、昔買ってあんなに気に入っていた服を容赦なく捨てていた自分を思い出して、「昔できていたのだからもっとやろう」と思うことにした。
あるときは20着以上まとめて捨てようとした。そのことをTwitterに書くと、とある方が「よかったら今度服を寄付してみてはいかがですか?」と声をかけてくださった。「服の寄付」というと、私のなかでは災害時に送られて困るものというイメージがあり、どことなく偽善的な印象があった。なので最初は「せっかく断捨離しようとしているのに……」と水を差されたような気持ちになったことも否めないが、服の寄付について調べていると、受け付けている団体もいろいろあるらしい。
特に気になったのが「古着deワクチン」という団体。
これは、専用の梱包材を注文すると、不要になった服をたくさん詰めることができて、集荷してもらい途上国で利用され、さらに収益がワクチンになるという。この梱包材の手配においては国内の障がい者雇用が、古着の再利用においては現地の雇用が生まれているというシステムだ。
梱包材の値段を見ると「3300円」。最初は「高いな……」と思ったものの、これもいい経験だと思って注文してみることにした。
部屋の片付けが社会貢献になる気持ちよさ、服の寄付を通じて世界の問題に心を寄せることのできる体験、といったメリットもあるけど、自分の服が途上国に渡ると思うと、面白くて手放すのも惜しくないような気がしてくるのだ。例えばこういう服。
紙はまだ再利用の仕組みが整えられているが、そういえば服については、経済的事情以外に、ムダやエコ、リサイクルについてあまり考えてこられなかった。自分にとってのおしゃれとは何か。服をたくさん買うことではなく、自分に合ったものを楽しく身に着けていられること。そういう、よりおしゃれを楽しむ状態になるために、服を楽しく手放したい。
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