横浜日記 2020/10/10
彼はどう思っているかしらないけれど、私にとっては付き合って半年記念のおでかけとして、都道府県境を超えてみようと思った。
気づくと横浜トリエンナーレも会期終了間際で、the現代アートなイベントに行きたかったし、彼も中華街やみなとみらいに行きたいというので、恋人と2人で横浜に行くことにした。
まずはみなとみらい線、終点の元町・中華街駅。
Go To Eatを使ってみたかったので、中華街のよさそうなお店を探した。有名店っぽくて美味しいけどまぁ普通かなぁ。
その後にちらっと様子だけ見たROUROU Cafeに彼は興味津々だったみたいなので、今度行きたい気持ち。
実は、私が顎変形症の手術で入院したとき、外出届を出して頑張って行った思い出のカフェ。服も結構好きそうな感じのものが売ってあって、買うまでには至らないけどよかったなぁ。
その後、関帝廟にお参り。参拝の手順が事細かに指示されてそれはそれで面白かった。
お茶を見たり、雨のなか中華街をてくてく歩いたり。
そしてみなとみらいまで戻って横浜美術館へ。ここでは、ヨコハマトリエンナーレ2020が開催されていた。
ウィズコロナの時代において、世界に先駆けて開催されたこのイベントでは、「独学」「発光」「友情」「ケア」「毒」という5つのキーワードに沿った各国の参加による作品が展開されていたけど、テキストや作品も難解なものが多く、「私はかつて、こんな高尚なフェスティバルを楽しんで見ていたのか……(それか、昔の私は果たして今より解釈していたのか?)」と、今と昔のアートへの温度差の違いに思いを馳せた。テーマ「AFTERGLOW」とあるように、光を、そして毒をモチーフにした作品はよくあったなという印象。放射能や病などなど。恋人と一緒にいたので、素朴な感想を寄せあえるのはよかった(が、アートの国際展はハイコンテキストすぎるので、次は普通の企画展を一緒に見たい)。
寿町の日雇い労働者であり哲学者の西川紀光のテキストからの参照もあった。
このテキストが収録されている本、『毎日あほうだんす』の版元はキョートット出版、私が京都にいたとき、好きでよく行っていたくびくびカフェの方の出版社だ。しかも今週に完全版として発売するという。なんだか強烈な懐かしさを覚えた。
その他にも、横浜美術館の収蔵作品を活用した展示も行われていて、地元と連携した展示であることが伺えた。
いくつかの作品や展示風景はこちら。
その後、赤レンガ倉庫までてくてく歩くことに。途中、パシフィコ横浜の前を通る。
赤レンガ倉庫、デート向きかな~と思って行ってみたはいいものの、大衆的な感じだったかな。もうすこしおしゃれかカオスだった印象があったんだけど……。
ひとつのアップルパイを分け合って食べる(サイズ的にそれで十分だった)。
馬車道にいい感じの店があったに違いないと、「驛の食卓」というクラフトビール醸造所併設のレストランに行くことにした。
ビール、どれも美味しいけど推してるだけあってヴァイツェンが美味しい。
自分でつくるポテトサラダ。
ソーセージ。
ちょっとした未来の話もできたのでよかったなぁ。自分で決断して不可逆的なことをやっていくのは、プライベートではなかなかひさしぶりで、ちょっとドキドキしている。仕事とうまく両立できますように。
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