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SNS疲れって結局どういうこと?

寝ても覚めてもSNS。
日本でも世界でも、こういうハマっている人はとても多い。
当然、最近、SNS初心者としてデビューした人もいるし、まだ、使ってない人もいる。さらに言えば、スマホもパソコンもネットもしない人もいる。
日本の統計データを見ると、SNSの利用率はとても高い。SNSが一般的になって、すでに10年は過ぎた。私は、ITの仕事は40年近くしているが、SNSデビューは、それほど早くはない。10年以上前に、Twitterから始めた。
2、3年ほどは、文字制限の中の投稿がそれなりに気に入って、結構頻繁に投稿していた。

そして、Facebookデビュー。こらちは、まだ、10年と経っていない。
このブログでも時々書いてきたが、私の場合は、ITの仕事していることが一番の理由で、世の中に流行ってきているSNSを自分が使ってみて、どう思うか?何を考えるか?そもそも、ネット社会の世界がどう変化するか?
こんなことも意識しながら、ここ数年はそれなりに使ってきた。

コロナ禍の最中は、直接会うことが殆どできなかったので、余計にオンラインやSNSにシフトしていった人達。ここ数か月前から、直接の面会が一気に増えた。
そうなると、やっぱり、とっておきの面会に勝るものはないと実感している人が多い。私もこの2、3年で、何回も会っていながら、まだ、オンラインでしか会ったことがない人が結構いる。

そんな訳で初めて直接会う人が増えてきた。
最近思っていることは、オンラインでの第一印象と、直接の第一印象は違うということである。
つまり、別人のように思ってしまうこともある。オンラインでの印象と言うのは、やっぱり、部分的である。
ほぼ、顔だけのケースが多い。もちろん、話すことのベースは変わらないと思うが、それでも五感は鈍っている。
直接の場合では、昔なら当たり前だったことが、最近は、オンラインで親しくなり、その後、直接会って初めて、その人の実像が分かるような気がする。
それは身長であったり体格であったりと言うのももちろんあるが、それだけではない。雰囲気や癖などもある。実に人間と言うのは、オンラインでは伝わらないところが、沢山あることに気づく。

こういうことと比べていくと、オンラインでも会ったこともないがSNSでつながっている人、というのは、もしかしたら、実態とは相当乖離がある人もいるのではと思う。
理由は簡単で、画像の投稿にしても文章にしても、ごくごく一部、一面を切り出して、誰かに伝えたいことを表現しているのに過ぎない。

実は、最近のSNS疲れというのは、こういうことが分かって来たからではないだろうか。
最初は、ゲームでも何でも一緒で、物珍しさで飛びつく。ところが、だんだと、慣れてくると、何か違う事に気づく。違和感だ。
そして、SNSを毎日気にしている自分に飽きてくるし疲れてくる。
これから、SNSデビューする人にとっては、とても新鮮だろうが、長年関わってきた人にとって、そろそろ、SNSの次の物を求めているのは間違いがない。
その一つは、結局、アナログ的に、直接会って何かをするということである。
とは言え、メタバースにしても、これから先、新種の物どんどん登場する。
SNSも含めて、IT疲れがそろそろ、世の中に蔓延している今、デジタルとアナログの両立が私たちの最大の課題であると改めて思うのである。

以上