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【ぬめりに絡む香ばしさとコクのハーモニー】モロヘイヤのくるみ胡麻和え

モロヘイヤの季節。刻むことで出てくる独特のネバネバした感じやぬめりは、どちらかというと酢醤油などであっさりいただくのが多いですね。
実は甘じょっぱい擂り胡麻の和え衣との相性も良いのです。こちらは対照的な食感の胡桃とのハーモニーが癖になる和えものです。

モロヘイヤは茎と葉に分かれますが、茎の太い下の方は筋張っていて硬いので、切り落とします(だいたい下から3分の1ぐらいのところ)。
残りの茎部分は茹でれば柔らかくなりますが、この和えものでは「葉のみ」使用します。
なぜなら、茹でた葉と茎を和えると食感がどこか異なり、茎を入れない方がこの和えものを楽しめるから。残った茎は後日茹でて(もしくは先に茹でて保存)胡麻和えや白和えなどの和えもの、お味噌汁に入れるなどして使ってください。
ただ、葉だけ使うと1把で2人分ぐらいしか作れないので、それだと足りない場合は茎も入れて構いません。その場合は茹でる際に、先に茎を茹で、時間差で葉を入れて茹で上げ、茎も細かく刻むようにしてください。

【材料】
モロヘイヤ
むきくるみ(生)
白炒り胡麻
醤油
黒砂糖(なければあるものでOK)

*くるみはローストしてあるものだと塩味がついていることが多いので、無塩のものを選んでください。

【作り方】
1.モロヘイヤの葉をちぎる。1枚1枚だと時間がかかるので数枚まとめてちぎる。沸騰した湯に小さじ1の塩を入れ、30秒ほど茹でたらザルに上げ、冷水に入れる。冷めたら両掌に挟み、ギュッと水気を絞り出す。まな板の上に載せ、包丁で細かくなるまで叩いて刻む。

手でちぎったもの
色々な角度から包丁でたたくとしっかり粘りが出ます

2.フライパンにくるみを入れて5分ほどごく弱火で炒る。
表面がカラッとして香ばしい香りがしてきたらフライパンから取り出す。

*私はくるみがほぼ炒りあがる直前に白炒り胡麻も加えて炒るようにしています(混ざらないようにくるみを下の方に寄せ、上半分に白炒り胡麻を入れて炒ります)。
炒り胡麻は炒ったほうがより香ばしく香りよくなりますが、必ずしも炒る必要はありません。くるみは必ず炒ってくださいね!

3.すり鉢にくるみを入れ、上からすりこ木で軽くたたきながら軽くつぶす。やりにくい場合はくるみの上にラップを載せるとやりやすい。くるみを一度取り出し、すり鉢に炒り胡麻を入れて好みの状態にすりつぶしたら、くるみを戻す。

4.刻んだモロヘイヤをボウルに入れて醤油を全体に絡ませておく。
すりばちにモロヘイヤを入れ、黒砂糖を加え味を整えてさっと和えたら出来上がり。

*モロヘイヤにお醤油を絡ませたのは、「醤油洗い」ではなく、下味をつけるために行います。

アラビア語で「王様の野菜」という意味を持つモロヘイヤ。抗酸化作用のあるビタミン、ミネラルが豊富で栄養価がとても高い野菜。中でもほうれん草の2倍と言われるほどβーカロテンの量が多く、βーカロテンは体内でビタミンAに変換され、目の機能保持に役立つそうです。
私は最近とくに目のかすみがとても気になるので(涙)モロヘイヤを積極的に摂りたいと思っています。夏バテ防止効果もあるようですよ!

是非、いつもと違うモロヘイヤの食べ方をお楽しみください♪

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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