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札幌ワーケーション紀行 仕事とホテル暮らし編(1/2)

ワクチンも打ったことだし、最近流行りのワーケーションというやつをしてきた。

人混みは極力避けたかったので、観光施設は極力外し、スキー(初体験)とグルメ中心で組み立ててきた。あ、後もちろん仕事も少々。
グルメに関しては書いたら長くなりすぎたので後編別記事にしようと思う。

6泊7日のそこそこ長期日程である。
土曜の早朝の成田から旅立ち、金曜の遅めの飛行機で帰ってくる。
宿は6泊すべて札幌のドーミーインにした。「温泉とサウナあればこだわりないわ」という手抜き目的と、「プチホテル暮らしを経験してみたい」という体験目的をいい感じに満たせたと思う。

初めてのワーケーション

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こんな感じでビジネスホテルで仕事をしてきた。

ワーケーション、結論から言うとかなりよかった。

よかった点

1.  1週間の休暇に比べると事前準備が楽
2. ホテル暮らしの生活リズムになるので、生活サイクルが整う
3. 久々にダラダラ見るテレビが面白かった
4. イベントがない旅程を増やせる(= グルメ/温泉旅行との相性がいい)
5. 仕事の日のコミュニケーションが盛り上がる5. 仕事の日のコミュニケーションが盛り上がる
6. 日常と違う日常を楽しめた

こんなところだろうか。

いくつかピックアップして話していこうと思う。

生活サイクルが整った

これは宿がサウナ付きの旅館だったのが大きかったと思う。10時位に入浴/サウナ→12時過ぎに就寝というサイクルがいい感じに定着し、帰ってきて1週間たった今でも、土日も午前中に目が覚める生活スタイルを手に入れることができた。
今の仕事が11 ~ 16時がコアタイムなのがいいことに、11 ~ 20時を実質定時として働いてしまっていた自堕落な私には結構いい感じに効いたと思う。
決まった予定や仕事がない日にはホテルの朝飯を注文して気合いで起きるということをやったのも勝因だった気がする。

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宿泊したのはビジネスホテルだったが、流石は北海道。朝飯に海鮮丼バイキングがあり、かなり満足度が高かった。

久々にダラダラ見るテレビが面白かった

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日本の旅館といえばテレビ。「なんで旅先でテレビ見ないといかんのだ」などと思い、今まではなるべく使わないようにしていた。
しかし、今回旅先で「あー、テレビ面白えなぁ」と思うことが何度かあった。

私は普段、暇な時はYouTubeなりAmazon Primeなりをプロジェクターで垂れ流しにしている。そもそも自宅の部屋にはテレビがない。なので、「風呂上がりにテレビをつける」ということもないのが日常だ。それゆえ、「テレビがある日常」というのが逆に新鮮だったのだ。

ふとスイッチをつけると、それなりに高品質で金のかかった番組が無料で供給される、というのは改めて考えるとなかなかすごいことだ。
テレビのすごいところは「途中から見ても話がわからなくない編集力の高さ」だと思う。
物にもよるが、YouTubeの動画などは一般的に「巻き戻しが可能である」ことが前提になっていることが多い。
慣れないテレビ視聴中、冷蔵庫からつまみを物色していて見逃したシーンを巻き戻そうとして「あ、これテレビだから巻き戻しできないじゃん」と肩透かしを食らったことがあった。
それでもその後の番組を見るのに支障はなかったし、別にそのシーンが気になる事もなかった。「見ていて楽しい」と「一旦見逃しても視聴を継続できる」の両立ができているテレビ番組。改めて見るとすごい物なのだなぁとしみじみと感じた。

とはいえ購入する予定はないので、またの旅行の機会にでも楽しもうかと思う。1日観光した後、風呂上がりに晩酌しながら見るビールは、地方独特のCMなども相まって、なかなか乙なものだと思えるようになった。

日常と違う日常を楽しめた

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私は、もともと旅行では「普段の生活では見かけない日常」を楽しむことが多い。
私鉄に乗って車内広告が都内とどう違うのかみてみたり、地元に住んでいたら遊びに行きそうな本屋にフラフラ立ち寄ってみたり、「ここに住んでたらどんな生活になるのかな」ということに想いを馳せるのだ。
今回の旅行でも、「あ、見たことない黄色い消火栓がある〜」などと言いながら写真を撮っていた。(同行者にちょっと笑われた)

今回のワーケーションでは「そもそも宿泊日数が長い」ことに加えて、「間に仕事が挟まる」というのは、その感覚を加速させるのにとてもよかった。
普段と同じ仕事をして、ランチは普段とは違うもの。午後も普段と同じ仕事をして、見知らぬ街をふらついていい感じの夕飯を食べるーー
なかなか良いコントラストである。

同じ宿に1週間泊まり続けたのも正解だったと思う。
宿を取ったときは「ビジネスホテルに6泊する旅行って味気なくないかな〜」などと旅行計画時にはちょっと思っていたのだが、そんなことは全然なかった。
環境が固定されることによりその環境に慣れることができ、「ホテル暮らし」というものの面白さを純粋に楽しめた。
毎日丁寧に洗濯されたタオルや寝巻きが提供され、希望すればシーツもすぐに取り替えてくれる。
そして何より、いつもと違う部屋に住むというのは、引っ越しした直後みたいな楽しさがあってとてもワクワクした。
最後の日には、その部屋から去ることが少し寂しくなっていた。7日も過ごすとホテルの部屋でも愛着が湧く、というのは今回の旅行で得た面白い体験だったと思う。

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ありがとうドーミーイン札幌。また会う日まで。

ワーケーションとは「変化した日常」を楽しむことと見つけたり。

ただのグルメ日記と化した後編はこちら

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