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ドンブラコ

 本日また左目下瞼が痛い。顔面の左半分が何処かしらここ数日でずっと違和感がある。

私の家系では左顔面の病気した者が多いのでこれをみた霊感商法の方は私と知り合った時には是非先祖代々からの物語をそれぞれ聞かせて欲しい。その中でコレはと思うグランプリ優秀賞、入札したい作品を選びたい。
ただ搾られる金は一銭もない。病院にいく金も保険に入る金もない。
さあそこだ、問題は。

このままいけば限られた命、これまたストレスに弱い家系であり保険には入っていた方がよいのは分かっているがどうしようも出来ない。改めて社会的弱者なんだと思い知る。

限られた休みで身体と精神を休めつつただ働くのみ、perfect daysあるのみ、勿論、そういう方うんと増えているだろう。
だからたまの休日は何かしら有意義にしたいとつい思うけどなかなか動けず一日は無情に流れてしまう。
挽回しようと昨日も夜半まで部屋の片付けをしてしまったせいで寝不足に、今日という日をぼんやり過ごしてしまう。

とはいえここ数ヶ月ずっと色々散らかり過ぎていた身の回りを少しは整理整頓出来て心が多少は穏やかになるのは不思議。

されど響いて何もアタマが動かないままとりあえずバイトをこなす。
いつまでこんな事を繰り返すのだろうか、そうは思ってもこの夏もバイトこなすので時間が精一杯になりそうだ。先ずは生活を何とか回さなければ
そんな憂鬱にばかりなるのは左下瞼がジンジンするせいもあろう。暑さも追い討ちかけている。

弱っている。
ただ、こんな日でも全然知らないおじさんが桃を2個訳もなくくれた。
今日の天使に間違いないだろう。
そのおじさんも粋な大将にオマケして貰ったという。
もしかしたらおじさんの作り話ではないかと思っている。
そんな風の吹き回しなのでその桃を他人にあげる。なんかそんな風でいんじゃね。と思っている。
私もつい自分の心配ばかりしてしまうけれど、他人を蹴り落として自分のポジション争いに疲れた奴がまた他の奴を攻撃している。それこそ地獄絵図じゃねえかとそんな事を思った日だった。とりあえず当分は休養しよう。

帰り道遅くまで開いているマーケットに寄って桃を買う。

「結構、高いな。」

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