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都会の映画館から空を見上げて

 本日夏休み日和なり、昼前まで休んで家事などをして映画を観に行く。

 『ツイスターズ』原題もTwisters アメリカの災害問題竜巻、トルネードの話、といっても英雄 野茂の話ではない。
今日のごく一部の方々でドジャースといえばショーヘイかも知れないがかつてその界隈においてトルネード投法で名を馳せてこの国でその活躍が報じられていた事もあり、やや、懐かしいと思う方がいるかも知れないのでその映画ではない事を先ず断っておきたい。

 日本でボンクラとして日々送っているとたまに竜巻発生という事を耳にする事もあるがあまりピンと来ないのが現状だが米国では深刻な問題と聞いた事はあった程度。
そういう面もあり予告編見た時から絶対面白いヤツやんコレと思って気になっていた所、丁度、無料鑑賞ポイントがあり金欠ながらも観に行く事にする。

どうだったか、面白かった。
主人公は学生時代に真剣に竜巻を消す、止める事を研究していたがそのワーク中、竜巻の予見を見誤り予期せぬムーブで恋人と仲間の命を失い、全てを諦め気象予報を生業にしている所、先程の研究グループで唯一の生残りデータ担当に誘われて一週間限定という条件付きで当時にはなかった最新の機器を用いて竜巻を捉えデータを収集、今後予期する事等に活かして災害をなくす活動、ワークに参加する。ここがまた夏休み映画っぽい

そこに居合わせたのがYouTuber竜巻カーボーイの一味、帯同するのが英国のジャーナリスト、これは例えば老舗BBCとか国外からの目線や発信する役割といったオマージュだろうかとない知識で穿ってみる。

果たしてその一見迷惑系YouTuber軍団と竜巻データを活かした街づくりプロジェクトみたいな事をやっている怪しげな企業のパトロン付けたデータ野郎とトラウマ、昔の捨てた夢、連絡取らなくなったネイティブ系かと思しき竜巻が起こりやすい地元に残った親、被害にあった方々の思いなんかが巻き上がって一体どうなるのかという話だ。

これがメディア論であったり環境問題であったり今年この国でも起こった地震で被災した方々を救援に行った人たちを非難していた輩の事なんかや都知事選や迷惑YouTuberの事、街づくりや土地の利権なんか過って社会問題を考える上でも見応えあった。持続可能な未来を考える中どう身を振っていくか改めて考えた。

映像の迫力があり是非映画観で鑑賞をオススメしたい。

夏の娯楽作だった。

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