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承認欲求とステップ

 曇りの一日、自分の中で天気の事を入力し出したという事に戸惑いを感じている。

今日はアルバイトの日、朝、全然起きられなかった。ある意味回復して来た証拠かもと思ったりするが、いやいや喉痛くなり始めて二日死んだ様に寝ていた。

 バイト中、歩きで届け物へ行く。たかだか往復30分ばかり息が切れる。運動不足が如実に出ている。確かに最近全然歩いてない。

帰り道、行く先にあるコンビニに行くか少し戻ってキヨスクにするか悩んで前方に数歩進んでからやっぱりターンしてキヨスクへ、次の瞬間。
青色の人2人が「すいませーん。ちょっといいですか。」とポリスメンに囲まれる。
改札付近キヨスクの前、通りすがりの人達が物珍しげにチラ見する目線が痛い。自分が向こう側に居てもそうしているに違いない。人は事件や非現実を期待している一面を持つ事は否めない。

私としては自転車乗車時以外で初めて職質に遭う。いよいよ私もその境地へ辿り着いたか。

そういえば、昼間バイト先で届け物をして歩きながら日曜日を満喫する人々をみて自分という人間は存在感がない様な気がしていたので、ここは嬉しい事だと思う事にしよう。
とはいえ、折角認められたのだが早く自分の時間に戻りたいのでとりあえず無実を証明する「武器は持ってませんか。」「武器ですか…」「武器になる様なものとか。」その質問には少しばかり怖さがあった、この人たちが武器認定をすればそういう意図でなくとも武器になりかねないものを万一所持していたタイミングでこの人たちが気に食わなければ私の人生なんてフーッと吹き飛ばされた様な時代がまだ80年くらい前にあったはずだから。そして現代でも何故だかあり得ないとは言えづらい。
「文房具のミニハサミは持ち歩いてます。」と見せる。幸い私の潔白は理不尽に切り刻まれる事なく、「何してるんですか」「アルバイトの帰り道です。」「それはお疲れ様です。これからどちらへ。」「また違うアルバイトへ。」「大変ですね。」例え上辺だけでも言葉じりというのはこういう時、印象を大きく左右する。
これまた幸いにも私は前科がないのもあってか釈放。
まあポリスメンも人間には違いない。言葉じりのおかげもあってむしろご苦労様ですという気持ちにはなった。

金曜日に配達サボって映画に行ってしまったので今日は少し不安定な空模様だが配達に行こうか。ここで歩みを止めたら今度は税金払えず拘束されたら大変だしな。

行き先をその時の気分でステップ踏まず計画的に生きろよ、と幕府はいう。ぶぶんぶぶんブン。

『フルコースのレディオ』というYouTube配信しております。

懲りずに2回目何とか配信漕ぎつけた。自己満野郎が1週間を公民館の新聞と振り返る。

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