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コトリンゴさんコメント

夢の中で見たことのあるような気持ちになる景色。近藤さんの世界には、見る度いつも吸い込まれます。
そこに佇んでいるトナカイが、ついておいでと案内してくれているよう。
そのまま、ついて行ったら、どこに辿り着けるでしょうか。
私もそこにあるピアノを弾かせてもらいたい。
音楽家 コトリンゴ

11月30日発売の僕の初めての画集「ここは知らないけれど、知っている場所」に向けてたくさんの方にコメントをいただきましたのでここではお一人ずつ紹介させてもらいますね。

コトリンゴさんに初めて出会ったのは札幌。僕もコトリさんも札幌でライブがありその前日か何かだったのだ。僕たちには共通の知人がいて「今、コトリと食事しているから良かったら来ない?」と誘われたのだ。

結局、合流をするのが遅れて僕が到着したのはみなさんの食事が終わった頃だったのだけどそのあと札幌名物「しめパフェ」に行くというので僕もご一緒させてもらった。そうしたら本当にご飯が終わった後に大盛りのパフェを本当に心から無邪気にもう子どもみたいな嬉しそうな顔でパフェを食べているコトリさんがいて、僕はなんだかとても楽しい気持ちになったのを覚えている。

その後、ライブで初めてご一緒させてもらったのは2019年の1月。2019年は僕は1年間かけて「今、この人とご一緒したい」という方を招いての自主企画をしたのだけどその1回目のゲストとして出演してくださったのだ。

そのコトリさんとのライブペインティングはとても楽しかった。僕のライブペインティングの一つのスタイルは大きなキャンバスに手を使って曲によって即興で変化させていくライブペインティングなんだけどコトリさんは「次の曲は海の曲です」って僕に海の真っ青の絵を描かせてから「近藤さん、申し訳ないのだけど次は森の絵なんです。。。描けますか。。。」って次々と僕を困らすようなそれでいて無邪気な感じで演奏を続けてくれて、なんだかあのパフェの日を思い出した。

そのピアノと声に僕はいろんなところに連れて行ってもらった気がした。あのコトリさんのまさしく鳥が空を羽ばたくような演奏を聴きながら描くことは「自由に描く」って到達する僕たち絵描きが到達したいところにスキップするように近づけることなんだと思う。

コトリンゴさん、素敵なコメントありがとうございます。


近藤康平画集「ここは知らないけれど、知っている場所」
刊行/月とコンパス
特別寄稿 / 文月悠光(詩人)
装丁 / 坂川朱音
翻訳 / 岩渕デボラ
印刷 / サンエムカラー
製本 / 篠原紙工
箔押し加工 / コスモテック
4,700円 + 税 240 x 250mm 60頁 ドイツ装
ISBN / 978-4-909734-00-6

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