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ファングループはカルト宗教ではないはず

ファンばかりの場を意図して作るのは、物を売り込みやすいからでもある。
露骨な表現かもしれないが、話題の「えんとつ町のプぺル」にせよアイドル関連にせよ、魅力が大きい分だけ、?な仕組みが含まれていたとしても売れる。一人の人が同じ商品をいくつも買っては、その出資額の大きさを誇ったり、あるいは更なる儲けに夢を見る。同好の人で包まれる快感や癒しを得られるメリットの反面、各自としての判断力はその分だけ弱りがちだ。

ファンを作る努力は隠れがち

ファンつまり同好の人が集まる場として、近年ではSNSがメインになっている。
たとえばfacebookだと、多くのいいね!がつく良質な投稿がある。なかには「いつもの人ばかりがご反応」なケースがあるが、自然と”ファンばかりの場”が形成されているからだろう。同好の集まりが進むよう、ファンからのイメージが保たれるよう、投稿の方向性を一定にしているからこそ、SNSの繋がりの多い相手ほど情報を見せるシステムが生きてくる。YouTubeやSHOWROOMなど映像系SNSでも同じことがいえる。プペルの西野氏やアイドルをはじめ、SNSへの発信内容の方向性がぶれない方をみると、私などは、もう尊敬の念になる。

囲ったファン相手に商売をする人は、芸能スポーツなど何かの芸に秀でるなり、あるいは経営や言論の実績が広まるなり、まずファンになる理由の形成に時間をかけている。さらにファンが離れない、飽きさせない工夫を続けている。たまに、「不労所得」などと非難する人もいるが、むしろ労働時間が長いぐらいで、見当違いも甚だしい。
「一発屋」との表現をよく聞くのは、運よくファンを得たとしても、維持が上手くいかないケースが多い証でもある。

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SDGs的なことを書いていると思いきや、情報社会関連、大学でも教えているボランティア活動などを書き連ねます。斜め視点な政治経済文化評論も書…

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