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2022年6・7・8月のホリスティックラウンジ配信講座

 6月・7月・8月の東京・代々木ホリスティックラウンジからの配信講座のお知らせです。日曜または祭日の14時30分~16時におこなっています(今年から1時間半の内容になりました)。申し込まれた方には、期間限定の見逃し配信もあります。
 6月は、単発の内容で、阿含経典(いわゆる原始仏典)の教えについてお話しします。7月・8月は、『チベットの死者の書』と心の深層構造です。

6月19日(日)
アーガマ(阿含経典)を読む:日本仏教とのつながりを意識しつつ

 世間では、テーラワーダはアーガマ(阿含経典)に基づく教え、日本などのいわゆる大乗仏教は大乗経典に基づく教え、と思っている方が多いのではないでしょうか。
 しかし、もし日本の仏教がアーガマ(阿含経典)にしるされた教えを説かれたお釈迦さまとは無関係なものだとしたら、それは仏教ではありません。
 お釈迦さまの教えを読むと、洞察力や、理屈抜きで人を納得させる方便のたくみさにおどろかされます。
 日本仏教とのつながりを意識しつつ、それらを読んでいきたいと思います。

参考資料:『ブッダのことば』岩波文庫
     『ブッダの真理の言葉 感興のことば』岩波文庫
     中村元編『原典訳 原始仏典』上・下、ちくま学芸文庫


7月3日(日)
『チベットの死者の書』と心の深層構造(その1)

8月28日(日)
『チベットの死者の書』と心の深層構造(その2)

 死者の意識が生まれ変わるまでの49日間体験するビジョンを描いた『チベットの死者の書』は、西洋社会に紹介されて、大きな衝撃を与えました。

 ビートルズの『ア・デイ・イン・ザ,ライフ』も影響を受けた曲で、ジョン・レノンがエンジニアに、ボーカルをダライ・ラマが山の上でお経を唱えるように録音してくれ、といったというエピソードがあります。

 深層心理学のユングは、ドイツ語訳の序文を書き、この本は深層心理学の立場からすると、後ろから読まれるべき本だと語っています。

 これは仏教が西洋によく知られていない時点での指摘としては鋭いもので、仏教では、死と再生のプロセスは、眠り〜夢〜目覚めのプロセスと同様のもので、それだけでなく、一瞬一緒の思いが生まれて消えるプロセスでも、同様のことが起こっていると説いています。

 仏教の瞑想は、それを自覚することによって、心に生じた思いに振り回されなくなるためのものです。

チベットの仏教や、死後の体験に興味がある方だけでなく、瞑想に関心ある方すべてに知っておいていただきたい内容です。

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