見出し画像

ガンバ大阪 vs 横浜F・マリノス 感想文

小学生の時とかの夏休みの宿題の読書感想文は基本1行系レビュワーです。

マスカット初陣!!
7連勝!!

試合見直す時間が取れなくてレビュー書けないなら、試合中に書けば良いんだ!!
そう思ったので書きました。
図作る時間無い!!

見てて面白いと感じたところ書いていこうと思います。

スタメン

画像1

マリノス:4-2-1-3
ガンバ:4-3-1-2

自陣での攻撃(ガンバの敵陣で守備)

これまで3-4-2-1だったガンバだがこの試合では4-3-1-2と陣形を変えてきたため、序盤はガンバのプレスに苦しむ場面もあったが、ガンバの2トップに対してチアゴ・高丘・畠中の3枚、喜田・岩田をOH宇佐美の脇に配置させることでガンバのIHの意識はマリノスの両ボランチへ。
WGが大外に張りガンバのSBをピン止め、外に位置をとるマリノスのSBを使いガンバのプレスを回避。
これによりガンバは徐々に撤退守備に入り、マリノスは敵陣近くまでの前進が簡単にできるようになった。

敵陣での攻撃(ガンバの自陣での守備)

敵陣近く、敵陣ではガンバの2トップに対して最後方はチアゴ・高丘・畠中の3枚の数的優位を作り、喜田がACのような形で中盤の底に入る。これに宇佐美が付く。ガンバの中盤3枚に対しては、SBの小池・和田が少し内側に入りガンバIHの脇を取り、岩田・マルコスがガンバACとIHの間に位置を取る。
このときWGは大外に張ってガンバのSBピン留めさせている。

宇佐美が喜田に付いていったタイミングを見計らって、岩田が宇佐美の脇に降りてくる。本来であればこれにガンバのIHは出て行きたいが、マリノスのSBが内側にいるため、どちらを見れば良いか迷いが生じ、結果岩田もSBも見失う。
このIHの迷いがガンバ全体の守備の穴となる。

本来ガンバ(今までのやっていた5バック)のCBは釣り出されずボックス内に残り、中盤の選手に開いたWB-HV、SB-CB間を埋めさせるが、IHは間に合わず、マリノスのSBが突いたチャンネルにCB菅沼が釣り出される。これにより崩れたガンバの守備陣形を逃さないマリノスの先制点。

また左サイドではマルコスがガンバのAC・IH間を取るが、本来(5バック)のガンバであればこれにCBが出てきて潰すのがガンバの強みでもあるが、今日のガンバは4バックなので、後ろの人数が足りなくなるのを嫌がり強みであるはずの前への守備ができない。

ACの位置に入った山本にマルコスを見させるというタスクを与えていたかもしれないが、マリノスはガンバの中盤より多くの選手を配置していたことや、相手に捕まらないマルコスお得意の動きもあり、マリノスが中盤を支配した。

敵陣深く、サイドではWG、DH、SB、OHが関わりボールを動かしながら、ガンバの最終ラインを食いつかせ裏を狙うことも出来ていたし、ガンバの宇佐美+2トップの選手はプレスバックをしないので、ガンバは人数が足りない場面や、簡単にサイドを変えられる場面が目立った。

敵陣での守備(ガンバの自陣での攻撃)

GKを使いながら2CB+ACでビルドアップを図るガンバに対して、マリノスは両WGが一列下がり4-4-1-1またはマルコスが一列前に出ての4-4-2での守備。

マルコス・レオのどちらかがAC山本に付き、もう一人がどちらかのサイドにコースを限定しながら、ボールホルダーのCBにプレス。
これに連動して、マリノスのWGはまず中を締めながらガンバのSBにもプレスにいける位置をとる。マリノスは中盤で2対3の数的不利(喜田・岩田 vs 奥野・宇佐美・倉田)となるが、ボールサイドとは逆のIHを捨てることでこの数的不利を解消する。
またガンバのIHに対してマリノスのSBが付くこともあり、これに対してガンバはCFがサイドに流れてマリノスのSB裏を突いてくるが、これには畠中・チアゴがカバーに入り流石の強さを発揮した。

しかし時間が経つにつれてマルコス・レオが相手のACを見れなくなり、そこから運ばれるシーンが目立った。
特に38.3分のシーン。ACに通された時のマルコスの反応を見るに、ここはマルコス・レオのどちらかが見なければいけなかったということが分かる。
プレッシングについては課題が残り、レオ・マルコスの守備の連携はこれから。

自陣での守備(ガンバの敵陣での攻撃)

ガンバはトップ下+2CFにすることで、レアンドロペレイラ高さを使い、こぼれを宇美やウェリントンシウバが回収したところをSBが上がり、そこからの攻撃を狙っていた。

ガンバのゴールキック時、レアンドロペレイラはマリノスの左サイドに流れ、マリノスのLSBと競らせるような狙いを見せた。
これまでのマリノスの試合を見て分かるが、マリノスのSBの空中戦はマリノスのウィークであり、そこを狙ってくるのは当然のことである。
しかし、マリノスはそれすらお見通しである。ガンバはマリノスのLSBを狙ってゴールキックを蹴るが、これに競るのはマリノスのCB。このときマリノスのSBは最終ラインに入る。

ウェリントンシウバの負傷により、パトリックが入りマリノスの両SBが空中戦の狙い目とされたが、SBは競らず最終ラインに入り、チアゴ・畠中に競らせることを徹底して行っていた。

このように細かい修正を加えてウィークを減らすことが今のマリノスの強さに繋がっている。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?