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しょっぱい汗としょっぱくない汗

誰でも汗のひとつやふたつ舐めたことありますよね。汗ってしょっぱいですよね。
それは汗に塩分が含まれているから。というのは自明の理でありますが、時に、しょっぱくない汗が出ることもありますよね。なんでって思いません?

汗ってのは汗腺を通って体外に排出されるわけですが、その排出の際のメカニズムが汗に含まれる塩分濃度に影響を与えているみたいです。

塩分、つまり塩は生命活動に必要なミネラルの一つですから、なるべく体に蓄えておきたいわけです。そこで私たちの体には汗が汗腺を通る際に汗に含まれる塩分を再吸収する仕組みが備わっています。この機能のおかげで、塩分を過剰に排出せずに済むわけですね。

ただし、これは汗が少量かつ汗腺をゆっくり通過した場合に限られます。激しい運動をすると、大量の汗が勢いよく体外に出されます。そういった場合には、塩分再吸収の機能が汗の供給スピードに追いつかず、その結果しょっぱい汗が完成するというわけです。運動中の塩分補給がいかに大切かが理解できますね。

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