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ボルドーワイン祭りに思いを馳せて

こんばんは、今晩わいんです。 コロナの影響で外出もなく、ワインのイベントは相変わらずオンライン続きですね(気軽に参加できてうれしいことではありますが… )。

今回は広々とした屋外でのびのびワインを楽しんでいる気持ちになれるよう、筆者が2016年に参加したボルドーワイン祭りの様子をお伝えいたします!

気持ちもジメっとしがちな蒸し暑さですが、おいしいワインを飲みながら、ボルドーワイン祭りにバーチャルトリップしてくださいね♪

ボルドーの街とボルドーワイン祭り(Bordeaux Fete le Vin)

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ブルス広場前の水鏡。ワイン祭り開催期間中は水は出ていませんでした

三日月形に湾曲しているガロンヌ川が港として発達したことから「月の港ボルドー」と呼ばれ、2007年に世界遺産に登録されたボルドー歴史地区

多くの歴史的建造物が彩る街並みに近代的なトラムが走る美しい都市で、世界で最も有名なワイン産地でもあります。

そんな一見の価値があるボルドー市で、6月の下旬の木曜日~日曜日にかけて2年に一度行われるのがボルドーワイン祭り。 残念ながら2020年は翌年へ延期となってしまいましたが、雰囲気もよく青空の下で飲むワインは最高なので機会があればぜひ! おすすめです◎

テイスティング・パヴィリオン

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開催年によって多少変わるようですが、約10のテーマ(地域ごとや、甘口ワイン等)があり、テーマごとにテイスティング・パヴィリオンがあります。テイスティング・パスを購入することで、各テーマのパヴィリオンで1回試飲ができ、さらにその中で最も気に入ったところのパヴィリオンでは、もう1回試飲できるシステムになっています。

パスを購入するとグラスと専用ポーチ(写真の人たちが肩にかけている赤いポーチ)が付いてくるので、グラスを持って各パヴィリオンを回ります。

ボルドーというと赤ワインのイメージですが、スパークリングや白ワインももちろんあるので、飽きることなく飲み続けられます。

また、パスはワイン祭り開催期間中有効なので、1日ですべてのパヴィリオンを回りきらなくてもOK。お祭りを自分たちのペースで楽しめます。

以下に試飲したワインの一部をご紹介します!

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Chateau des Gravieres(シャトー・デ・グラヴィエール)

グラーヴ地区はカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインが多いですが、こちらのシャトーはメルロー主体で造っていますね。 イギリスの「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード」で銅メダルを獲得するなど高評価ワインです。

日本には成城石井さんのグループ会社が直輸入されているようです。 日本向けもしくは輸出用のラベルみたいです。 セパージュや紋章が同じなので、同社の製品だと思われます(※グラヴィエールのWebサイトでは、現在も上の写真と同様のラベルでした)。

ちなみにですが、同じ名前で別シャトーも存在します;;

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Chateau Lafleur du Roy(シャトー・ラ・フルール・デュ・ロワ)

メルロー主体のワイン産地、ポムロールにあるシャトーで、毎年ラベルの花の絵が変わります。

写真の2013年ヴィンテージは「cerisier du Japon スリズィエ ドゥ ジャポン」と記載があり、まさに日本の桜(の木)が描かれています!

所有者のイヴォン・デュボスト氏はもともとは苗木屋として働いていたこともあり、最高峰のボルドーワインを生み出すかの有名なシャトー・ペトリュスも苗木を買い付けにきたこともあるほど実績のあるシャトーです。

★ ラベルも素敵! 貴重なバックヴィンテージ!

★ 「神の雫ワインサロン」でも取り扱いのある2014年はシックな絵柄。


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Domaine de Jaussans(ドメーヌ・ド・ジュソン)

ボルドーで忘れてはならないのが、世界3大貴腐ワインの産地ソーテルヌ。 写真のワインはソーテルヌより少し上流に位置するグラーヴ・シュペリュール地区の中甘口のワイン。

テイスティングには「スイート・ボルドー」というパヴィリオンがあり、甘口ワインもチケット代(テイスティング・パス)で試すことができますよ♪

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ヴィレッジ3は屋台が立ち並んでいたフード・コーナーでした

ワイン祭りの合間の楽しみ方

さて、せっかくボルドーに来たのだから、お祭り以外もワインを堪能したいですよね?

筆者たちは3泊4日でボルドーに滞在し、期間中毎日、半日くらいはワイン祭りの会場に、残りの時間は2日はワイナリー見学、1日はワイン複合施設に行ってきました。

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シテ・ドゥ・ヴァン(ワイン複合施設)

わたしたちが訪れた2016年6月にオープンした、夢のワイン複合施設!
20ユーロほどの入場料で、オーディオガイド(日本語対応!)、8階のテイスティングルームでの試飲1杯が含まれています♪

試飲は世界20ヵ国から厳選したワインのなかから選ぶことができるで、ボルドーワインを飲み飽きたら(笑)、他の地域や国のワインを試してみても◎

ワイン大国フランスですが、こちらの施設では世界のワインを学ぶことができるので、ワイン好きにとって純粋に楽しい時間を過ごすことができます。

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シャトー(ワイナリー)見学 

ボルドー市内の観光案内所で予約可能なふたつのシャトーに行ってきました。残念ながらワイン祭り期間中は有名シャトーはほとんど閉まっているので、団体で見学できるワイナリーツアーに参加しました。 早めに申し込まないとすぐに定員が埋まってしまうので、現地に着いたらすぐに予約するのがおすすめです。

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Chateau Siaurac(シャトー・シオラック)
見学したうちのひとつで、ボルドーの右岸エリアにあるラランド・ド・ポムロールのシャトー。 

シャトー・ラトゥールの醸造チームとシャトー・ペトリュスの元最高醸造責任者がコラボし、近年品質が向上していると高評価のようです。

テイスティング時に、ワインのアロマチャートが出てきて、ツアー参加者全員で感想を言い合うのでちょっとしたお勉強にもなりました。

しかし、ボトルの並んだ上の写真をよくみてください。 お値段が貼ってあるのですが、シャトー直売にもかかわらず、日本で買ったほうが安いかもしれない価格設定。 緑のラベルの2010年はグレート・ヴィンテージなので、少しはお高いでしょうが……。 しっかりワインツーリズムで経済回してますね(笑)

★ 写真がないですが、Wassy'sさんも出品してます(個人的にはおすすめできるしっかりしたお店です)。

★ 楽天市場でも取り扱い中(ヴィンテージ 2016)
https://a.r10.to/hVbWuD

★ プレジール ド シオラック(赤色のラベル)はコチラ
https://a.r10.to/hzMlph


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ワイン祭り開催中の夜は河岸に花火が打ちあがる

ワイン祭りの期間は、ボルドーにフランス人だけでなく、世界中から多くの観光客が集まり、笑顔があふれていました。

またこの平和でにぎやかな世界が戻ってくることを願って、今夜はボルドーワインで乾杯したいと思います。 Santé !(サンテ!)

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