KonayukiHOKKAIDO

Konayukiのホームページに掲載されている「硬派物語」を転載しています。 Kon…

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Konayukiのホームページに掲載されている「硬派物語」を転載しています。 Konayuki snowboard のラインナップに月讀硬派が何故加えられたのか。 著者でKonayuki-snowboardの設立者である牛山基樹プロの観点からエピソードが綴られています。

最近の記事

硬派物語⑩

荒らされていない静寂にいた男は、時代の流れの中に戸惑う。 北海のヒグマさん、冷静に周りの動きを見て呆れたり笑ったり応援したり・・・ Episode⑯ あの頃の山男たち 道具や知識は前に書いた。 何も知らない中では、道具の勉強や開拓から始まった山滑りでもあった。 山に入ってもスノーボードはスキーの機動性には程遠く、目指す深雪を歩くこともできない。 北海道にいながらスキーもほとんどした事が無い俺だったけれど、それでもなんとかなる。 山に入ると山スキーや冬山登山の方々が興

    • 硬派物語⑨

      Episode⑬ 誰が呼んだか、北海のヒグマ 「菊地 司」物語 今年も再開。 ゴンドラの中での会話で「スノーサーフィンの乗り方って・・・こうだよね!!」 なんて言っている今どきの勘違い君たちに、「屁の一撃」でスノーサーファーの生き方を伝える男。 またこの季節がやってきました。 オーダーがひと段落すると、この男の物語が始まります。 (早く始めてなんてリクエストも届く人気のコーナー、今年も行ってみよう) Episode⑭ ヒグマさんは、これを書いてる牛山基樹も一目置く生

      • 硬派物語⑧

        ボードもそれぞれ残り1本になりました。 感謝です。 ご興味のある方はお早めにお問い合わせくださいね。 なんだか雪が早そうな感じしませんか?? さて、渋い男の1本 月讀。 硬派物語もいよいよ大詰めですね~~行ってみますか。 Episode⑫ 再会 お互いにお互いのスノーボーディングを描いてきたクマさんと俺。 その後再会する。 それを話す前にまずは『月讀』について少し話そうと思う。 月讀は美神のキレのあるアウトラインを使いながら、ノーズとテールには相当の張りを与え、なお

        • 硬派物語⑦

          今週末は冬将軍が軽くジャブを打つ予定です。 おかげで本当に寒くなってきました。 立山もいい感じ。 北海道の仲間からも滑ってきたよ~~なんて連絡も届きました。 さてその後のクマさん、時代の流れに悩みます。 硬派物語の続き行ってみますか。 Episode⑪ 北海道 ~こだわり~ 滑られるスキー場の規制も緩和されてきて、スノーボード乗車可能なゴンドラやリフトが整備されると、山だけでなく僕らのフィールドは益々広がり、山頂までの道のりはより近くなった。 それはいつしかニセコ、

          硬派物語⑥

          こ数日、全国で一番の最低気温を更新している信州富士見高原です。 参った氷張ってます。 硬派物語、続きをいってみましょう。 薄っすらとしたのが好まれるのがこの頃ですが、濃い目の野郎たちの物語。 しかしこれがあったから、硬派はうまれたのです。 Episode⑩ いいボードとの出会いは人生を変えることがある。 人であれモノであれ、その時のその出会いが人生の根底までに影響を与える。 よき出逢いを。 それは最高の幸せだと思う。 Konayuki Snowboardsも同じように

          硬派物語⑤

          各地で雪の便りですね。 と思ったら、連休明けたら夏のような気温だとか・・・ ボードの残りも僅かになってきました。 お問い合わせ、カタログ請求、大歓迎です。 引き続きよろしくお願いいたします。 さて好評の硬派物語。続きです・・・ Episode⑧ ウインターステック クマさん個人の目的はアラスカで行われていた、King of hillの出場に切り替わっていった。 世界で一番危険なスノーボーダーを決める大会である。 その時代に行きたいと思う気持ちも凄いが、クマさんの冒険心

          硬派物語④

          朝晩はすっかり寒くなってきた信州です。 紅葉も始まってきましたが今週末には北アルプスでは初雪。なんて天気予報は伝える季節になってきましたね・・・ でも、もう少し秋を楽しみたい気分ですわっ(笑) さて今回も硬派物語、続きます。 Episode⑥ 北海のクマさん、どこまでも本物志向 「北山会」のメンバーは本州から大勢の人が来て、北海道の山を滑られる前にとりあえず1000mを超える山は俺たちで滑っとこう!! なんて純粋な気持ちで山に出かけたはいいけれど、北海道の1000mを超

          硬派物語③

          キャンペーンも終わりオーダーも落ち着き、ご入金の確認も終わり、在庫の確認も終わり、工場との確認も大詰め。。。本当に感謝です。 後は冬に向かって気分上げて行くだけですね。 がっ、北海道マークの硬派が欲しいというお問い合わせがたくさん来ていますが・・・(笑) 製品は日本です(爆笑) お待たせしました、硬派物語の続きです。 Episode⑤ 雪国北海道。 そこには信じられないくらいゴージャスな雪が降り積もる。 子供のころから雪と遊び、また冬の辛さを知る生活の中に、子供たちは自然

          硬派物語②

          お盆休み突入ですね。 会社を訪ねてくれるKonayuki Snowboardsにご興味のある方々も続き、嬉しく過ごしています。 昔話を書いた硬派物語①ですが、案外と反応がいいので続けて書いてみます。 Episode③ 30年前の北海道事情 硬派のプロトタイプのコスメは、前回の時にお話ししたように北海道の地図を乗っけました。 製品は日本列島の地図に変えて、『硬派』の文字が入ります。 ここには北海道の昔のライダーたち、北海道の大きな斜面、最高の雪、一緒にテストしてくれた菊地さ

          硬派物語①

          月讀 ~硬派~ プロトタイプのコスメには北海道が描かれていました。 ただでさえパンチの効いた月讀に『張り』を強く持たせた硬派。 この硬派を創るまでにはいろいろなドラマがありました。 そのドラマと、そこに至るまでの背景を、徒然なるままに記していきたいと思っています。 冗談みたいなボードに業界は侵食されて(笑)、こんな硬派な板創ったらどうなのかな?? と思っていた頃、同じようなことを考えていた道産子の古いボード先輩が、旭岳から連絡をくれたところから月讀硬派の開発は始まったので