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私に足りないもの "Think CIVILITY" 読書記録


「礼節」「思いやり」

自分に余裕が無いとなかなか忘れがちなこと。
人に勧めてもらって読んでみました。

クリスティーン・ボラス著
「Think CIVILITY -「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である-」

仕事における自分に足りなかったことが何か
気づかせてくれたような気がします。

1. 社内コミュニケーションは自分から取る

会社は自分の好きな人同士で集まる学生時代とは違って
色んな人と対峙して仕事を進めていかなくてはなりません。

そんなことから私は、自分からコミュニケーションを積極的とは言えるほど取っていませんでした。

でも信頼関係って仕事においてもとても大事で、
それって他愛もない会話も含めてどれぐらい相手を知るか
ということがポイントになってくるわけです。

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人の存在を認め、誰であるかを知ることがまず一歩。
モトリーフール社はスターバックスのギフトカードを贈呈し

「使う時は誰か社内のスタッフを誘うこと」

という条件を付けました。
コーヒーブレイクタイムに、仕事のこと仕事以外のことを
話せる機会を作った同社は社員の信頼関係を構築する
最初の背中押しができています。

そんなんランチに誘えばいいじゃん

とか思う人もいるかもしれないけど
きっかけになる会社支給の「ギフトカード」というものが
どれだけ効力を発揮しているか。
自分のお金でランチに誘うよりよっぽど
大きなきっかけになっています。


2. 結局評価報酬が高い人って

これは、会社が正当な評価制度を取り入れているか
というところがある程度は前提にはなってくるのですが。

人に感謝を表現できる人

成果をシェアできる人

こんな人は評価・報酬が人より高くなるという研究結果も出ています。

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たった一人で全てのタスクをこなして仕事を成し遂げるなど
到底不可能なのです。どんなに能力があっても
誰かしらのサポートや介入がないと仕事は前へ進みません。
つまり、その会社で担当が自分だけだったとしても
外部の人もしかしたらちょっとお手伝いをお願いした社内のスタッフ
誰かしらのサポートがあって仕事を完遂できているのです。

そういうことに気付き
仕事が完遂した際にはきちんと周りの人に

「ありがとう」と感謝を伝える

成果を一緒に分かち合う

ということができる人が結局は
周りからの印象も良くなり

人事評価UP

報酬UP

というサイクルになるわけです。
だって「人」を評価するのは「人」だから、
印象良かったら必然的に評価も良くなりますよね。

どんなに実力主義でシステム上は成果だけしか見てなかったとしても
(そうだとしたらこの評価システムは問題ですが)
態度が無礼だったり、自分勝手だとしたら

「成果は出してるけど、周りの評判悪いんだよな・・・」

という気持ちがどうしてもよぎっちゃいません?


私も一人で仕事を進めることが多くて
独りよがりになりがちなんですが
サポートしてくれる人はたくさんいて
そういうことに日々もっと感謝を伝えなきゃなと思いました。


3. 無礼な人とどう向き合う?

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無礼だと感じるかは「受け手」側が判断するもので
態度を取った側がどう判断するかではありません。

そして無礼だと感じる閾値は人ぞれぞれです。

だから「1. 社内コミュニケーションは自分から取る」で話したように
「相手のことを知る」ことが大事なのです。

この人は何を無礼と感じて、何を嬉しいと感じるのだろう?

これはコミュニケーションを取らないとわかりません。
相手の目線・仕草・声色、様々な判断要素があります。


話を戻しますが、無礼な人に振り回されないためには

「気にしない心」

を持つようにすることです。

本題になりますが


私が一番足りてない部分


だなーって、グサーーーって刺さりました。

とは言っても気にしちゃうじゃん!気にしいだもん!
って駄々こねながら読み進めてたんですが
「気にしない心」を育てるには

「自分は成功・成長している」

と感じることが大切だそうです。

無礼な態度を取られたとしても
「あ、私成功してるし、こんな成果上げてるし、今こんなことで成長してるから、この人になんか言われても意味ないし平気だわ〜。だって自信あるもん」
ってなれるわけです。

成功していること・成長していること

を感じるものは会社の仕事でなくていいのです。

外部のコミュニティでの取り組み
習い事
ボランティア

なんでもOKで、できれば仕事以外で
コミュニティを持つことをお勧めします。


あとは会社の評価制度を雇用システムを変えること。
これは大きなことだけど会社経営者は取り組むべきことです。

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日本の企業だとね、なかなか難しいんだけど
害あるスタッフは雇用し続ける方が会社にとってマイナスなので
無礼な態度が変わらないスタッフは解雇できる
思い切りがあるといいですよね。
そしたらスタッフも自分勝手にしてたらクビにされるって
自分の態度改めてくれる可能性は高くなります。

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あとこれ、結構みんな気づいていないと思いますけど
上の立場の人ほど多いんですこれ。
別に今返さなくていい、って思ってても
時間外にメール送ってること自体が、大変問題です。
リーダーこそ上司こそ決められた時間に仕事をする、
それ自体が部下や同僚への礼儀であるし、あるべき振る舞いです。

私は基本的には勤務時間外でメール対応はしません。
(携帯で見れるので見ちゃったりするけど)

4. まとめると

読書記録だから簡潔にまとめようと思ったんですが
気づいたら2000字以上書いていて。
読んでくれた人ありがとうございます。

思いやりとか気遣いとか感謝を述べるとか
そういうことって家族や友人には
当たり前にしていて、

それは仕事でも同じで。

ちょっと考えたら当たり前なんですけど
(お前今更かよ、って思うけど)

ONとOFFを切り分けようとするあまりに
プライベートで気をつけていることが欠けてしまっていました。



自分を守り、自分が心地良く成長するために

他愛もない話も含めてコミュニケーションを取り

常に感謝の気持ちを持ち

仕事以外でも成長できる場を見つけて

無礼な人は気にしない


この4つができる人間になろうと思いました。

https://amzn.to/2WjnFPg

興味がある人はぜひ読んでみてください。


やっぱり、Google、Amazon、米国のバスケチームはすげぇな!

ってなります(笑)


では。

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