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人生

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人生について徒然なることを徒然なるままに書いています。
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#人生観

自主練→交流試合→自主練→・・・

 ここ最近、将来のことだとか、今何をするか・できるか・するべきかだとか、もろもろについてずーっと自問自答していた。  そして、「あー、もう限界!」というところまで来たので、会う人会う人にいろいろと話を聞いてもらったり、意見をもらうことにした。  「ほほう!そういう風な考えもあるか!」という新鮮な意見もあれば、「あぁ〜、だよねえ」と、再認識させられるような意見もあり。そしてまた、「あー、もう十分!」というところまで来たので、またちょっと自分で咀嚼して考えてみることにした。

ボーダーの上で生きる

 白か黒か、YESかNOか、マルかバツか。  選択肢を2つに絞って、どちらかを選ぶのは勇気がいる。けれど、一旦どちらかに属してしまえば、あとはもう楽かもしれない。どちらか片方の目線だけで考えればよくなるから。  じゃあ、どちらでもないとき、もしくは、どちらも選びたい・選ばざるをえないときは?例えば、「日本人か日本人でないか」。この2択を国籍を持っているかいないかだけで考えれば、物事は至極簡単だ。でも、現実はそうじゃない。国籍は違うけどずっと日本で生まれ育ったとか、日本国籍

治らない傷はありますか?

 私の右手には20年以上経っても消えない傷跡がある。幼い頃、犬に噛まれて大出血し、2針縫った傷跡。たった2針だけど、傷跡は今でもうっすらと残っている。  正直、この傷を負ったこと自体、最近はすっかり忘れていた。当時は大泣きしながら病院へ行き、治療の最中も泣きわめいていたというのに。  その傷のことを思い出したのは、最近、心の古傷がかすかに疼くことがあったから。それは新幹線に乗った時。私は昔、新幹線で片道3時間以上かかる遠距離恋愛をしていた。相手は異性としてというより、まず

根無し草

 「根無し草」という言葉を知ったのはいつだったか。  高校生の時か、はたまた、大学に入ってからか。 「かっこいいな」。  それが「根無し草」という言葉を初めて知ったときの感想。どこにも定まらず、自由に生きている。そんなイメージだった。  昔から、物語に出てくる「旅人」だとか「旅の一座」だとかに憧れを感じていた。見知らぬ土地をめぐって生きていく。そういう人たちに。  実際の自分はといえば、初めて一人だけでバスや電車に乗ったのは、高校生のときで、それも数えるほどしかなかっ

人生のパートナーを見極めるための三条件

帰宅してからずっと喉が痛い。思い当たる節はある。友人たちとお酒を飲みながら3時間以上も恋バナをしていたのだ。人を好きになる決め手は何か、だとか、今までの恋愛で一番の「事件」について、だとか、それはもう延々と。人それぞれ一家言あるのがおもしろい。 そうして帰って湯船に浸かりながら、私は大学時代、ある人に教えてもらった「人生のパートナーを見つけるための三条件」を思い出した。当時20歳そこそこだった私は、大学の図書館で、知り合いのイラン人の留学生とばったり出くわした。彼は妻子とと

生き金と死に金

 今日は久々に大きな買い物をした。金額で言えば、今までの買い物で人生トップ10に入るくらい(!)。買うかどうか若干迷ったけれど、決断するのは割と早かった。一番の理由は、一目見て「これだ!」と思ったから。  ちなみに買ったものは、着物の帯。懇意にしている着物屋さんにあった一点物の帯。ちょうどその帯を作った着物作家さんもいらしていた。作家さん本人が「やっぱり一点一点、色や柄の出方が違って出来も違うんですけど、これは本当に自信作です」とおっしゃっているだけあって、本当に見事な帯だ

「あなた」から「あなた」へ

拝啓 社会人1年目の私へ 【はじめに】「社会人1年目の私へ」というお題を目にした時、社会人になって5年以上経つ私は、正直なところ、あなたにとびっきりの先輩目線で激励のメッセージを送ろうと思っていました。そうして、14歳の時からずっと書いている日記の中で、社会人1年目の私−あなた−の記録を読み返してみた私は、当初の思い込みを深く反省することになったのです。 なぜかって?日記の中のあなたは、「社会人」という人生で初めての立場の中でもがき苦しみながらも、自分なりに悩みつつ、前を

この世にないもの:不変、永遠、完全この3つ

不変なものなんてない。 永遠なものなんてない。 完全なものなんてない。 不変も永遠も似たような概念だけど、あえて並べて書いてみる。 先日、大学時代からお世話になっている人生の先輩お二人と食事した。 一人はおそらくは60代の素敵な女性Aさん。彼女の実年齢は知らない。ただ、私の母と同世代かそれより上の年齢のことは確かだ。私が知る限り最もバイタリティ溢れる方の一人。 もう一人は3つほど年上の女性Bさん。出身も進学先の都市も就職先の都市も同じで、気心の知れた仲。Bさんもパワフルで