焼肉

空腹 焼肉定食

 

 ジュジュと肉の音が響きしょうゆの匂いが漂う。
「ぐ~」
 と男性のお腹の虫が鳴った。
 男性はお腹に触れ注文した定食を楽しみに待っていた。
 ……
「お待たせしました」
 と店員の声と共に焼肉定食が男性の目の前に置かれる。
 男性は箸を持ち、
「いただきます」
 と言うと箸で味が付いた肉を掴み口に入れた。
 噛めば噛むほど旨味が出る。
 男性は肉とご飯を交互に食べ始めた。
 休むことがない箸。
 男性はペースを上げる。
 減ってゆく、肉とご飯。
 味噌汁を飲み一気に平らげる。
 男性から笑みがこぼれた。
「ごちそうさまでした」
 勘定を済ませ男性は店を後にした。

                    完

 読んでいただきありがとうございました。

 著者koo

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