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読書・映画記録

1週間分の読書と映画の記録。
読書に関しては、途中で挫折・つまみ読みしているものもある。
映画はNetflixで見たもの。
※具体的なあらすじやレビューではありません。ネタバレはしない努力をしている。


映画)ミスト

スティーブン・キング原作「霧」を映画化したもの。
おすすめしてもらい、早速観た。ラストが衝撃的、印象的だったらしいとのこと。
そんなん聞いたら、観たいにきまってるやん!

台風の後、突然霧に覆われた街が舞台。
主人公たちはスーパーへ買い出しに行く。すると霧の中に化け物がいる、とスーパーに逃げ込む男が。
霧の中に化け物がいる…そこから脱出を試みる…という話。

まぁ有名な映画なのであらすじはいいとして、見始めた時の僕は「なんだぁ、エイリアンの襲撃ものかぁ」といった感じで見てた。
ただエイリアン(未知の生物)に関しての情報が少なくて、その背景もわかりづらい。でもこれってメタ的な視点だからだろうなって思った。
実際にその現場にいたとしても、得られる情報は大してなかっただろうな。
不明なものへの恐怖、というのはあったかも。

でもそれ以上に、スーパーマーケットの中に籠城する人間の心理が恐ろしかった。
これ、スティーブン・キングの特な方法らしい。人間心理の描写によってホラーを描くことが。
序盤「エイリアンなんて非合理的だ」と認めない人たち。
中盤以降からのスピリチュアルに傾倒していく人の力とか。
終盤、絶望の中で判断を下す主人公。
エイリアンの怖さやスプラッター的な暴力よりも、人の動きの方が圧倒的に怖かった。

終盤の物語の転換、心地よかったなぁ。「衝撃的なラスト」も納得した。
原作とはラストが異なるらしい。
TVシリーズがネトフリオリジナルで配信されているので、そっちも見てみようと思う。


本)それ、勝手な決めつけかもよ?

先週・先々週に引き続き地道に読んでいる本。Kindle Unlimitedで配信。
第一章は自分の名前や仕事(肩書き)を解釈して、自分で文章や言葉にしてみる、というワーク的な内容だった。
名前を字源から調べ、自分で自分の名前を定義する(解釈する)っていうのは先日やった。面白かった。

第一章が「自分の名前」をはじめ、自分を再解釈する。
再解釈して、言葉にする。
コピーライターさんのワークショップが元ネタの本なので、必然的にそうなるわな
第二章が「時代」や「現在」を自分の言葉で再解釈する。
結構新しい知見があった。Y世代・X世代について、とか。
ワークの例も面白かったな、センスあるなぁと思う。
コピーライターとか広告業界は、時代の流行り廃りを作る人たちだなーって思った。
マーケティングが身近にあって、これからを見る力や、現在を見る力が柔軟なんだろうな。僕はそこんところ、ほんと下手くそだと思う。
第三章が「過去」を言葉にして再解釈する。
noteで実施していたコンテストの話も出てくる。
「親友」に向けた言葉が出てくる。
僕が「過去」を再解釈するとしたら、どの場面で誰に向けてだろう。


映画)「ヘレディタリー/継承」

「ミスト」に引き続き、後味良くない(胸糞悪い)映画を求めて再生した。
終始不気味な感じの映画だった。怖いっていうより、個人的には「不気味」。

秘密主義の祖母エレンが亡くなった。
リーは謎が多いひとで、夫はうつ病による妄想で餓死、息子は総合失調症で自死。
終末期は娘のアニーの元で過ごしていた。
アニーには息子のピーターと娘のチャーリーがいる。エレンがピーターに過干渉することを避けるために娘のチャーリーの世話をリーに任せる。
エレンが亡くなった後、チャーリーに異変がおこり、事件をきっかけに家族が異常になっていく。という感じ。

最初はチャーリーに注目するのだけど、割と序盤で亡くなってしまう。
(この事件、結構ショッキングだった。アレルギーって怖い※そこじゃない)
そこから終盤まで、注目がアニーに行く。
途中でアニーが夢遊病者であることがわかるんだけど、そこからアニーの言動を信じられなくなる。これって夢?それとも幻覚を観ているの?と。
終盤の「怖さ」は、なんだかとても日本的なホラーだなって思った。
ハッピーエンドでは、絶対ない。

邪神教なのかなぁ。新興宗教の教祖の家庭ってこんな感じなのかなぁ…?
だんだん家族へ異変が伝わっていくことで、継承の意味がわかったかも。

でも一番可哀想なのは、アニーの旦那スティーブンだと思う。


本)1週間で8割捨てる技術

最近は断捨離をしているので、なんか参考にならないかなーと思って選んだ本。
家の中の場所やモノを具体的に「捨ててもいい理由」を教えてくれるから、納得できることも多々。
ただ、僕はどうしても本だけは手放せない…と思った。

具体的な断捨離の参考にもなったんだけど、最後のほうは断捨離とは別の視点で「モノに溢れた日本」について考えるきっかけになった。
というのも著者はカナダ在住の女性。(旦那さんと娘さんがいる)
カナダという広大な土地では、通販で購入したものが実際に届くまでに時間がかかる。
これ、情報のスピードに慣れていると物理的なスピードを忘れてしまいがちだなと思った。注文して3日で手元に届くってすごいことだ。

「経済成長がすべてか?」を思い出した。
日本は消費させやすい国なのかもな。流行り廃りで煽って購買欲をそそる…?
需要があるものを大量に作るってことが商売の方法だからか、模造品みたいなのもたくさん出回るしね。
SDGsみたいやな。「つくる責任、つかう責任」みたいな。

すこし断捨離してて気づいたのは、「集中」できるな、ということ。
学生時代からいろんなこと・ものづくりに手を出してきたので、材料やら作品やらがたくさん部屋にある。
でももうやらないこと、というのもだいぶある。それを捨てていくと、本当に自分が極めて大事にしていきたいことに「集中」できるなぁと。
僕が今、行動したいことに伴って必要なモノってなんだろう。
本。
文具(ノートと筆記具)。
PCとiPad。
究極、そんなもんかもしれない。


今週触った本

→「文学って何…??」と思って。二章途中まで読んだ。
 まだちょっとまとめきれてないけど、今のところしっくり来る。

→再読。前回はキュレーター視点で読んだけど、今回は編集者の視点で読みたいと思って。図書館本。持ってなかったっけ…?

→デザインのスキルアップしたいなと思って、図書館で借りた本。
「3行レシピ」が思ったより好みの本。文字組み、感覚でやってたから理論きちんと理解したいな。
 ソフトのアップデートとともに効率よくできるはずなのに脳筋操作から逃れられない。

→完全にまだ未読。図書館の本。
 ニール・パッカーさんというイラストレーターさんの名前で借りてきた。「百年の孤独」「薔薇の名前」のイラストを担当した人の、イラストがたっぷり入った本。


今週の読書・映画まとめ

先週に比べて、読書量が減った気がする。
週半ばで体調不良と気分低迷が原因な気がする。せめて毎日開いて、数ページ読むくらいはやっておきたい。
転職関係の本(ここには掲載せず)を図書館から借りてきて手元にあるものの、なかなか読む気になれないのは、いかがなものかと思いますよ。

映画は夜寝る前に見ていた。
だらだらYoutube2時間見てしまうより、断然こっちのほうが充実してる。
ホラー、パニック系も全然平気ってことがわかったのが収穫。夢にも影響出なかったし。

読書ノートの取り方
iPad様〜〜〜〜!ありがたや!
図書館の本を読みながらメモを取る時、鉛筆やペン先が本に触れてしまわないか心配だった。
iPadとApple Pencilならその心配がない、しかもOneNoteに手書きしちゃえば、PCからでも見られるとわかり、それに依存してた。
読書ノートも散らかっているので、OneNoteに統一しようかなぁ…。

来週は図書館本を読破したい。



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