見出し画像

「サービス」がむずかしい

いつかの自分が変化を感じるための備忘録、兼日記。
日々の出来事とか、考えたこととかを書いている。

365日続いた時点で一度区切りをつけよう、と思って書いているのだけど
いざその日が近づいてくると思うと、ちょっと寂しい気持ちもする。

今日は、お仕事の日。なんかいろんな人と喋った。


決まった休日というものがなく、同じ職場でもほぼ休みがバラバラの同僚たち。
今日はなにかあったのか、休職者1名を除いて全員出勤していた。
朝から知ってる人がたくさん居る、同じ場所にいる、という場面は、なんかちょっと慣れない。ドキドキしてしまう。
それを誤魔化そうとしたせいか、朝からちょっとテンション高めだった。
ソワソワして落ち着かないからか、いろんな人と話をした日だった。


うちの博物館では、ある年齢以上の方は展示室を無料で見ていただける。
でもチケットはお渡ししていて、お渡しするには年齢確認をさせてもらうことが条件になっている。年齢確認ができる証明書を持っていない方は、口頭で生年を教えていただければOK、というルール。

今日はそんな高齢の方の利用が多かったように感じる。
そして「なんで年齢確認しなきゃいけないんだ。見ればわかるだろう」といったお言葉を、何回か聞いた。
これを毎回言われる受付のスタッフは、コツコツとストレスを溜めていくのだろうなと思った。
もやっとした気持ちを抱えながらも、「最近の方はお若く見えるので、見た目ではわかりませんよ」と笑いながら言うしかなかった。

僕だって本当は「決まりなので」とか言いたい気持ちはあるけど、ここで売り言葉に買い言葉しても仕方ないよな〜と思う。
でもサービスを受けるからには、対等の態度…手続きをとってほしいなぁとも思う。
僕ら数人いるスタッフが、それぞれの主観で判断してしまえば秩序は無くて、なんでもあり状態になってしまう。
実際に僕は、とても高齢者には見えなくて、一般料金でチケットの案内をしてしまったことがある。
そんな公共施設、ほんとうに「公共」のものだろうか?
どうしても手続きが面倒くさいのであれば、通常料金で入場していただきたいし、お金を払うに値しないと判断するのであればお帰りいただくのが一番良いことだと思う。お互いにね。

そんな、もやもやを抱えた。


理想は利用料金が必要ない、どんな人でも無償で活用してもらえる博物館だけれども、実際そう上手くはいかない。
(博物館法では、非営利であることが書かれているんだけどね)
博物館を、資料や学術知識を維持して後世へと受け継いでいくためには、維持費も人件費も必要。たぶん博物館で働いている僕ですら把握しきれていない必要経費がある。
ここらへん、なんとかしてくれませんかね、設置主体さん。文化庁さん、文科省さん。


明日は、お仕事が休みの日。
最近は休みの日になんだかんだ用事が続いて、暑い中で外出をしていたので一日中家にいたい気持ち。
でも先日割れてしまったiPhoneの画面を修理しにいくし、ずっと先延ばしにしていた役所の用事も済ませなきゃいけない。
明日も暑いみたい。上手く休みつつ、熱中症を避けながら動かなくては。
どうせ役所行くんだから、期日前投票もしてきてしまおう。
(投票日は、やっぱりお仕事の日!)

サポートしていただいたものは、毎月のAdobeCCのお金にあてさせていただきます。頑張ってデザイン・イラスト制作するよ!