初フィルムの暖かさよ
選んだカメラ
「いつかフィルムカメラを買おう」
そう思ってから早一年半。実は一眼レフよりも先にフィルムカメラに目をつけていた。しかしうまく扱えるだろうか…という不安があり、伸びに伸びてしまった。
悩みに悩んで、自動巻き上げ機能と説明書がまだインターネットに残っているPENTAX espio140を購入。コンパクトカメラだ。コロンとしたフォルムとシルバーがかわいい。
初シャッターはあまりこだわらず。
部屋でKodakのフィルムをセットし、着飾らない恋人の姿をファインダーから覗いてボタンを押す。
コンパクトカメラだからか、シャッターの押し心地は軽い。
ミッ! ンジー
という電子音が鳴る。あまりに押し心地も音も甘いので、ちゃんと撮れてるのかと不安になりながらもシャッターをきる。
今回の目標は2泊3日のなかでフィルムを一本使い切ることだ。まずは早くこのカメラの写り方を知りたい。私はふとした瞬間に贅沢にシャッターを切っていった。
現像するまでどんな写真が撮れているのか分からないという初めてのわくわく感に心躍らせながら36枚の写真を撮り終わると、ジーーーーという長い音を立ててフィルムが自動で巻き上がっていった。
現像してみた
どんな写真が撮れているのだろう。
スマホ転送された画像を読み込む。
え!?めちゃくちゃ良いじゃないか!!
フィルム写真の荒さ、色味、光の捉え方もドストライクである。何気ないワンシーンを36枚という限られた枚数の中で捉える贅沢さ、記憶が呼び起こされる感覚。
フィルムってこんなに素敵なのねと返ってきた写真を何度も見返す。
しかしここで気になることが。
黒い点がある。
何枚かの同じ場所に写っているため、おそらくカメラ側にゴミがついている。くあーーー悲しい。
とりあえずibisというアプリで修正をしていく。
い、言われなきゃ分からない!!大丈夫!!次のフィルムの時、ブロアーで掃除しても残るようだったらセンサー内のクリーニングしに行こう…
デジタル一眼とフィルム比べ
せっかくなのでデジタル一眼レフと、コンパクトフィルムカメラの写りを軽く比較してみようと思う。
⚠フィルムの方はパノラマモードにしてます。(なぜ)分かりやすいようにどの写真もレタッチしてません。
結論:どっちも大好き
デジタル一眼レフの、何枚も撮れる手軽さ、細かいところまで写し出してくれる再現性。
フィルムカメラの、36枚という限りのある枚数、写りすぎないコントラストや荒さ。独特な光の捉え方。
どちらも愛しくてたまらない。
初フィルム、想像以上に大満足だ。
フィルムは何気ない日常を写すのがうまい。一コマにこだわりつつ、瞬間を逃さないように。今回は贅沢めにシャッターを切ったが、次のフィルムからは少し考えながら。
一眼レフもフィルムもまだまだ勉強中だが、写真で彩る生活を楽しみながら、またカメラたちと一緒に出かけようと思う。
最後に私の今回のベストフィルム3枚を置いて終わりとさせていただきます😌
読んでいただきありがとうございました!
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