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能登支援事前訪問 3日目

ボラキャン珠洲

3日目は、前夜早く寝入ったこともあり朝早く目が覚めました。
鳥の声を聴きながら、木の葉が風で揺れるのを見ながら、自分とのつながり・心地良さを感じながらマインドフルネスの時間を取りました。

鉢ケ崎オートキャンプ場は”ボラキャン珠洲”として活用されている

昨夜、ゆっくり見ることができなかった、交流テントに行ってみました。
テントの中は大変広く、ボランティアに来られた方々が情報交換やT名狩りを持つ場所として活用されることが理解でき、また、生活用品もそろっています。

交流テントは、ボランティアに来た人たちが出会い情報交換しつながる場所でもある
交流テントの内部、生活用品がそろっている

昨日床下清掃でお世話になった方にお会いすることができ、7月の能登支援時のボランティアについて相談することができました。
また、珠洲のボランティア事情もお聞きすることができました。

昨日も床下清掃のボランティアでお世話になった方と再会
7月の能登支援時の相談をさせて頂く

今回使用したテントは2種類。
電源も取ることができました。
但し、管理棟からお借りした延長ケーブルが短く、テント外に電源接続部が出てしまう形に。雨天時は危険になりますので、ここの補完が必要です。
また、小さなテント②にはマットはありますが、①にはマットが無いなど、快適な状態を確保するには、個人個人の工夫が必要です。
これは、被災地では当然考慮しなくてはいけないことで、このようなことを現地入り本番前に一つ一つクリアしていくことも、今回のプロジェクト実施意義の一つにつながるのだと思います。

2日目宿泊のテントその①
2日目宿泊のテントその②

ここ

近くの自衛隊の湯、あみだ湯のほか、ボラキャン珠洲内に簡易シャワーもある

スターリンクはあるものの、早朝交流テントで接続確認を行いましたが、私のWIFI環境にまマッチせず接続することができませんでした。
セキュリティ設定の関係だと思われます。
私はソフトバンクのテザリングを利用しており、この接続が確認吸うことができました。ドコモも大丈夫だと思います。

ボラキャン珠洲内にはスターリンクもある
WIFI環境もある
本部テントの近くには、小規模サイズの交流テントもある

トイレは簡易トイレとなっており、女性が1つ、男性が4つになります。
混雑具合によると思いますが、今回は待ちなどはありませんでした。

ボラキャン珠洲内のトイレはここ
女性用が1つ。男性用が4つ

競技場仮設住宅訪問

180世帯が入る、陸上競技場の仮設住宅で”緑のカーテンプロジェクト”という、住民の方々のプライバシーや夏に向けての体感温度の上昇を和らげることを目的とした取り組みを見学してきました。

陸上競技場 仮設住宅
緑のカーテンプロジェクトが開催された

今回の”緑のカーテンプロジェクト”には約30人の県内外の方々が参加されていました。しかし、仮設住宅住民の参加は1名。ボランティアのためのボランティアにならないためにはどうしたらよいか。等どのように考え行動していくべきかを考える機会になりました。

ネットをかけるため、釘を打つ

この仮設住宅には自治会のようなものも存在していません。
”足湯カフェ”のような住民の方々がリラックスして、コミュニケーションをすることを促すような取り組みも実施されています。

お年寄りのボランティアが子どもの足をマッサージ
お年寄りの手のぬくもりが子どもに伝わる

災害時、子どもの人権が取り残されることがよくあります。
子ども達と一緒に野球をして、話をしているうちに自然に仲良くなって、そこに笑顔が生まれて、それを見ている大人の心も安らいでいく。
そんな空間が必要なのだと思います。

一緒に野球をやって遊んだ子どもたち
仲良くしてくれてありがとう!

認定NPO法人レスキューストックヤード支援がもうすぐ始まります。
子どもも、大人も、お年寄りもここに集まることであたたかな空間が広がってくれればうれしいです。

もうすぐ開始される”ボラまち亭”

競技場仮設住宅からの臨時バスは1日4回。車を持たない子どもやお年寄りには不便が多いと思います。生活インフラの早期整備が必要です。

臨時バスは1日4本
仮設住宅を出たところには、ケーブルテレビの被災車が放置されていた

そのほかの仮設住宅の課題

ボランティアビブスを着用して町内を探索していて、住民の方に相談されたのは、中学校の娘さんの勉強部屋の目の前にある、汚水浄化槽の件でした。
匂いがきついのと、汚水浄化槽が見えるのが嫌なので、窓の前に”緑のカーテン”を設置して欲しいというもの。
生活の器を早期に用意しなくてはいけない行政側の対応状況はあるものの、住民の生活を自分事にしながらの丁寧な対応を欠かすことはできないです。

汚水浄化槽と隣接した仮設住宅の勉強部屋

食事処 そば・うどん

穴水町の住民の皆さんの食事処”そば・うどん”。
美味しい食事を提供してくれるのはもちろんのこと、
アニメ好きの若おかみさんが、復興ランドセルや、アニメの登場人物の名言や絵で、皆さんを元気にしてくれます。
食事後感じた揺れを地震かとお聞きしたら、解体工事による揺れだとのことでした。

食事どころ、そば・うどん
復興を願う、復興ランドセル
ジャイアンにかつ
ビニールシートの主人公たち
お店の前には倒壊した家屋が

移動型銭湯 檜風呂

中部地区からの支援で入っている移動銭湯 檜風呂。
16時頃うかがったが、本日はまだ2人しか利用が無いとのこと。
地域の皆さんのニーズに合っているのか、情報発信・マッチングの難しさを感じた。

移動型銭湯
中には檜風呂が
お湯は牧で沸かす

福祉サービスのプラットフォーム”プルート”
福祉社会協議会と外部からの支援団体が協業し、ボランティアの受付も行われる場所でもあります。穴水町を中心に活動されている”ぴかりん”さんからお願いされ、1日目宿泊でお世話になった”蔵カフェ”まで軽バンを配送しました。奇遇なことに宮城ナンバー。新潟まで走ったつわものとのこと。

福祉サービスのプラットフォーム”プルート”
福祉社会協議会と外部からの支援団体が協業する
ボランティアの受付が併設される
ITインフラの支援も考えられている
遠藤関の頑張りが地域の皆さんの力になっている
現地では、行政・民間以外でもよそ者のかかわりが潤滑油になっている
車の配送をさせて頂いた宮城ナンバーの古いバン
タイヤは10年ものでひび割れが

”すしべん”

穴水町にある食事処”すしべん”。
域の皆さんのおなかを満たし、交流を提供します。
能登の塩をつけて食べるお寿司は絶品で、私も1パック買って頂きました。
大変美味しかったです。
食事やお寿司、お弁当を買いに来られている皆さん、明るいお顔をされていたのが印象的でした。

”すしべん”は地域の皆さんのおなかを満たし、交流を提供する
能登の塩をつけて食べるお寿司は絶品
会計には行列ができる

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