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能登支援事前訪問 4日目
仮設住宅
穴水町の陸上競技場に建てられた仮設住宅。
この敷地内には180棟あります。
自治会は存在せず、1人暮らしのお取り寄りの方も入居されています。
孤独・孤立の課題を少しでも和らげるため、集会所では週末にボランティアの方々によるイベントなども行われています。
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可愛い黄色の花を眺めながら、嬉しそうにトマトや一緒に植えている茄子の話をしてくれました
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子どもがはさみで収穫。ちょっと酸っぱいとしかめた顔が可愛い
しんぶん『紡ぐ』
仮設住宅の住民に届けられている手書き新聞です。
2日目にご自宅にうかがった、元中学校の先生が発行しているもので、新聞を届けるだけでなく、住民の困りごとなどの相談にのるなど、ひとりひとりに寄り添い、繋がりを紡いでいく取り組みを行われています。
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仮設住宅内の”仮設ラジオ”
この仮設住宅には、自治会がありません。
町内会の回覧板は、自分からなかなか情報を取りに行くことができない高齢者が様々なことをことを知るものであり、また、その回覧が止まったとき、有事を知るきっかけにもなります。
ボランティアの方々がやる週末のイベントなども、集会所に行って、イベントポスターを見ないとその情報にたどり着けない状態で、孤独・孤立を和らげることになかなかつながらない状況のようです。
このような課題と仮設住宅のみなさんの繋がりを作る”仮設ラジオ”を開設できないかということで、この考えに共感する福井のコミュニティラジオ局の方々協力のもと、機材が持ち込まれ設置、電波測定、仮設住宅内受信状況の確認が行われ、試験放送が行われ、私もそこに立ち会わせて頂きました。
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アンテナは縦方向に設置するのが好ましいことが分かった
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お話をしてくれた
定期的に放送が行われることで、仮設住宅内のお困りごとや、イベント情報、生活情報や、ほっこりエピソードなどが住民のみなさんに伝わりコミュニティづくりのきっかけに繋がっていく、そのスタートに立ち会えたのではないかと自分がワクワクしてくるのを感じました。
お昼ご飯
穴水町のそば・うどん屋さん。
本日は、親子丼とおそばのセットを注文しました。
福井から来られた方々からは、隣県にいながら、今回の能登の災害に対し支援をできていないメディア関係者としてのやるせなさ、今回この取り組みに参加できることの気持ちなどをお聞きすることができ、災害はいろいろなものを奪ってしまいますが、そこからまた生まれてくるものもあるのだということも感じました。
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輪島の被害
お昼を頂いた後、輪島に伺いました。
1月1日、7階建てのこのビルも倒れてしまいました。
5ケ月過ぎた今も解体されずに、そのままの状態で放置されています。
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朝市通りも1月1日のまま放置されています。
あたりには、焼け焦げた匂いがします。
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山崩れがふもとの家を押し流す
輪島から珠洲に移動する道路から山並みを見ていると、大きな山崩れがふもとに家を飲み込んでいる様子が見えました。
今回の地震の影響の大きさは、私の想像を超えるものでした。
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ワークショップの材料を譲り受ける
仮設住宅でのワークショップ用に廃材を譲り受けに、再び”あみだ湯”へ。
能登の家の外壁は、板を黒く塗り大変味わいがある。
その廃材を利用して、コンポストを作るワークショップをしたいため、その材料として廃材を使いたいというわけです。
”あみだ湯”さんから、こころよく廃材を数枚譲って頂きました。
お礼に、お土産の”ずんだ餅”をお渡ししてきました。
「ずんだ大好きなんです!」と喜んでいただき、嬉しかった。
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蛸島の被害
蛸島は珠洲の北側に位置する漁村で、古い家が多い地域です。
道も車一台通れるくらいで、家屋の倒壊が大変多かったです。
屋根と柱のバランスの関係なのか、屋根が家屋を押しつぶしているような形での倒壊が沢山ありました。
ここも、1月1日のままそのまま放置されている状況が多く見受けられました。
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”奥能登国際芸術祭2023”あと
昨年珠洲市で開催された「奥能登国際芸術祭2023」。
その一部が今でも珠洲市には残されています。
この作品は、廃線を利用して作られたオブジェ。
明るい未来へ向かっていく希望が感じられます。
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あたたかな、のどかな、能登に包み込まれているような感じです。
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