癖ある先輩は気持ちよく騙そう

人間と人間が仕事をするうえで
100％心が通じることなんてない

よっぽど理不尽なことは対応出来ないかもしれません
言葉の選び方ひとつで相手が受ける印象が変わるのであれば
気持ちよい方を選ぶことでスムーズに運ぶかもしれません

テレビ業界（私が体験してきたこと）を例に書きますが
きっとどの仕事も一緒だと思います

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テレビ業界には変わった人がたくさんいます
人を笑わせたり感動させたりしようと
色々な夢や発想を持って普通の生活リズムとは
違うこの世界にいるんです、そりゃ変わってますよね

あえて言うなら「普通の人がいない」と思っています

良い意味でも悪い意味でも

そんな人が塊でいる映像業界
そして、自分たちとはちがう業界の方々とも
接することの多い職種だと思っています
沢山の思考回路もペースも違う人たちと
話し、交渉し、調整していかねばなりません

よく「昔は…」「私が若いころは…」と過去話をすると
老害認定をされてしまう現在ですが
昔は昔なりの、今は今なりの良いところと悪いところがあります

昔は調べもの一つでも本を読んだり電話を掛けたりと時間がかかりました
ディレクターがVHSテープを使って仮編集するときには帰れなかったり
仮編集データを紙に書き起こしたりと何かと時間がかかりました
その分知識を補充するために周りとも協力して横（同世代）のつながりが
有りましたし意見交換が良くできていたかと思います
そして仮編集データを紙に書き起こすことでカット編集のタイミングが
自然と身についていきました（個人の感想ですｗ）

今は調べものならインターネットに資料が多く存在したり
仮編集もノートパソコン1つで出来てしまうので準備だけしたら
ディレクターが自宅で作業している間は睡眠取ったり
他の作業時間にあてることができます
その代り…考え方が個人で調べたものに偏ってしまったり
編集データに触れる時間が減ってしまっている分
肌感覚でカットのタイミングを覚えていた昔と違って
もうとことん編集をやってみるしかない感じです
（この辺の感覚は同業者じゃないと伝わり辛いですね汗）

あとは何と言っても今の時代便利だけど大変なのは
何時でもどこにいても連絡が入ってしまう可能性があることが
一番ネックですよね
スマホで電話もメールもLINEも…そしてSNSに何かをアップすれば
それで色々とバレてしまう…

そんなこんなを踏まえつつ老害にならないように…気を付け？
最近後輩たちによく話すのは、上手に先輩を騙しなさい
ということです

仕事の責任感はいつの時代でも大切です
期日に間に合うように作業を進め
間に合わないのであれば、事前に上司や仲間と相談しながら
対策を練って進めるようにしなくてはなりません

先輩は自分が考えているペースで仕事をしてくれないかもしれません
「やってある」「期日までに終わる」と口では言っても
実はやっていないかもしれないし、終わらないペースで
仕事をしているかもしれません
先輩だって完璧じゃない部分もあるんです

じゃぁどうしたらいいか？
なんで！どうして！おかしい！
と騒げば済むのか？
文句を言いまくれば済むのか？

私はNOだと思います

そんな先輩のことを気にするよりも
自分がどう立ち回ったら自分の時間を作れるかを考えて
仕事をしてみてください

例えば…
やってあるということがやってない可能性がある場合
勉強を兼ねて見せてもらえないかお願いしてみたり
追加したい資料があるから現状を見せてもらえないかお願いしてみるとか
どうやったら相手の気分を害さず状況を確認できるか
考えてみてください、全てはこの応用です

やってあるんですか？見せてください！
こういわれたら先輩はムッとするかもしれません
ムカつかせない言葉を攻略してください
ムカつかせてしまうと次の仕事の時にも面倒です

精神的なコントローラーになったらあなたの勝ちです
そのためにはもちろん、先輩をフォローできる能力を
つけねばならないので自分のお仕事も頑張ってください
全ては自分の時間を作るためです
先回りできてしまえば良いのです
これは、昔も今も同じじゃないかなと思っています

全員が効率よく頑張っても寝れない、帰れない、お金にならない
そしてその仕事に未来が無いのであれば撤退するべき仕事なのかもしれません
その時はまたうまく先輩たちの精神的コントロールをするつもりで
言葉を選んでみてください
ゲームに強い世代の今どきの方々なら攻略方法あるはずですよ！

なんでもハラスメントの言葉で片付けるのは簡単です
でもハラスメントを振りかざされるのも老害の我々？には
ハラスメントに感じます(笑)

せっかく入った仕事先だったり
好きで選んだ仕事だったりするのだから

うまく周りを騙して円滑に進める攻略をしてみてください

なんて…
若かりし頃…今も？
なんで！どうして！おかしい！と
喚くことがある私が
お？今回うまくいったかも？
と仕事を進められた時のことを思い返したときに
気が付いたことを書きだしてみました

私はまだまだ仕事は70点だと自己評価です

いるんだよなぁ…言葉巧みに気分害されることなく
制作進行していけるタイプ
そういう人ほど要領も良くて
個人として仕事が出来るだけではなく
尊敬されちゃう(笑)

誰だって効率よく仕事して
誰だって睡眠時間ちゃんと確保して
誰だって自分のやりたいことの時間確保して
誰だって「仕事出来るね！」って言われたいんです(笑)