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クスリが欲しい

今回は、まごう事なき実話を告白する。
私は今もう、クスリが無くては生きて行けない体になってしまった。
飲まなければ数時間で手が震え、精神に異常を来す。
どうしてこんな事になってしまったのか・・・

欲しくて仕方ないので、電話をかけ、
向こうから決められた時間と場所に赴き、
どれだけ自分にとって、そのクスリが必要なのかを説明する。
そのテストにクリアしないと、売ってはもらえない。

取引は慎重だ。厳重に管理されている。

そして、テストに合格すると、
暗号の様な難しい言葉が大量に書かれた紙を手渡される。
もっと欲しいと言った事もあるが、
「上から大量に渡すなって言われてるんだ」
と、取り合ってもらえない。

慎重にその紙を持って、指定された引き渡し場所に行く。
何も言わなくとも、スッとその紙を出せば裏に行き準備される。
アイコンタクトだけで十分だ。

そして、準備が終わると丁寧に渡され、
ここでも一度に大量に飲むなよと、念を押される。

これで2週間は持つ。
代金を支払い、中身を確かめる。
いつものブツだ。

いつかは止めなければ、と分かっている。

一度、勝手に止めてみたのだが2日と耐えられなかった。
もう、寝ても覚めても脳内がグチャグチャになる。
俺が生きて行くのに必要なんだ。


この白いのが。




そして、今日も手に入れたクスリを
用法、用量の注意を守って毎食後に水で飲む。
抗うつ薬の大量摂取は命にかかわる。
だから医者も薬局も慎重なのさ。


自己肯定が爆上がりします! いつの日か独立できたらいいな…