休めない楽しめないという病
僕の妻は社会不安障害です。
休む
好きなことをする
おいしいものを食べる
よく寝る
規則正しい生活をする
適度に運動をする
これらは、心を健康に保つために有効なことであることは確かだと思います。
しかし、これはあくまで精神疾患に””ならないため””のものです。
精神疾患を””治すため””のものではありません。
ひとたび精神疾患を患ってしまうと、上記の『心に良いこと』ができなくなってしまいます。
休む→何もやってないと落ち込む
好きなことをする→元々好きだったことが楽しめなくなる
おいしいものを食べる→味がしない
よく寝る→眠れない
規則正しい生活をする→薬等で無理やり寝てると今が何時か分からないくらいぼーっとしてしまう
適度に運動をする→体が動かない
このように、本来なら心に良いはずのことが、心の病気のせいでできなくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
この悪循環から抜け出すことは容易ではありません。
療養中なら、ストレスなく好きなことをやって過ごしていると思っているなら大間違いです。
むしろ、好きなことがどんどんできなくなっている可能性すらあります。
実際、僕の妻も、以前は趣味としてやっていたこともだんだん楽しめなくなり、終いには続けることが苦痛になってしまったものさえあります。
僕自身に疾患は無いので、正直言うと「やらなきゃいけないことが無くて楽そう」と思ってしまうこともあります。
でもよくよく考えると、好きなことが無くなる、楽しいと思えなくなる、そっちの方が辛いことでしょう。
生きる意味とは?などど考えてしまったら終わりかもしれません。
生きてるだけで丸儲け
「儲け」とまではいかないけれど、生きてるだけですごいんだよっていうことです。
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