見出し画像

独りで立ちたい

ダメンズ放浪記その1には「ダメンズに関わってしまうのはヒーロー願望があるから」というようなことを書いたが、どうもそれだけではないような気がする。

私は人を好きになると周りが見えなくなるタイプなのだ。周りが心配するくらいに。

メンヘラの性質と言ってしまえばそれまでなのだが好きになると本当にその人のことで頭がいっぱいになってしまいいちいちその人の行動や発言を気に病んでしまう。

嫌われ不安が酷いのだ。そのせいかどうなのか私は平和な恋愛というものをしたことがない。

これでも一応は学習能力があるのか、たまたま相手がそうだっただけなのか、一見穏やか恋愛をしたこともないわけではない。

ただその恋愛も最終的には信頼関係がうまくいかなくなってダメになってしまったが、これは私が相手に求め過ぎた結果である。

私は「自分と向き合えない人は他人とも向き合えない」と思っていて、元彼は自分と向き合うことから逃げている人だった。友人にその話をしたら「傲慢だ」と指摘されたが。

元彼は元彼なりに苦しんでいたのだろうが、彼の本棚にある自己啓発本は私には虚しく見えた。

「自分が聞きたくないから愚痴は言わない」と言う彼に私はだんだん心を開けなくなり、一緒にいても笑顔でいることができなくなってしまった。

彼をダメンズと言うつもりはもちろんない。むしろダメなのは私のほうだ。「頼り切ることができる相手」を求めてもそんな相手がいるほうがレアケースだろう。

だから私は独りで立てるようになりたいのだ。そうなれないのなら恋をしても苦しむだけのような気がする。

恋はしたい。

愛になってしまえば苦しみは減るだろうか?
私は人を愛せるだろうか?
誰の奴隷にもならず本当に人を愛せるだろうか?

人を愛する前に自分を愛さなくては。ありのままの自分を理解し愛したい。独りでも立って歩いていけるように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?