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何度でも一目惚れする、2020年アニメOP&ED

キャラクター、ストーリー、アニメーション、色彩、歌。

わずか1分半、長くて2分程度でしょうか。短い時間の中にぎゅぎゅっとアニメの魅力を詰め込み、いろんな視点で楽しめるOPやED。2020年放送アニメは特にポップでお洒落なものが多かったような印象です。

曲から新たなアニメに出会うのもアリじゃない?
と、いうわけで2020年の好きなアニメOP、EDのご紹介です。


あ、待って待って。アニメは詳しくない、ですって?読むのをやめる前に、こちらの動画だけでもどうでしょうか。

ネコ × フレディ・マーキュリー = おしゃカワ!

GREAT PRETENDER』のED、Freddie Mercury『The Great Pretender』です。アニメの内容を知らなくても楽しめます。むしろ本編とは関係なく、ネコを愛したフレディへの本家PVオマージュ作品。わたしはパラシュートでゆっくり落ちてくるネコちゃんがすき。ラスト、部屋の明かりがさす色味がやさしい。

どうですか?ちょっと興味持てましたかね。
では、どんどんいってみましょう〜!

アニメーションと色彩の組み合わせが最高

先ほどと同じく『GREAT PRETENDER』で、OP曲です。やまだ豊『G.P.』。線の無い影絵タッチで描かれるグレプリの世界観とインスト曲の組み合わせが最高に格好良くって、初めて観た時は思わず「ずるい!」って声に出ました。
グレプリ、本編もずっと色彩が好みなんですよね。パキッとしたアニメーションならではの色の使い方が観ていて気持ち良い。『コンフィデンスマン JP』の古沢良太が描く、もう一つの詐欺師たちの物語です。

青で彩られた”君は天然色”

色彩がすきと言えば『かくしごと』ED、大滝詠一『君は天然色』の青色がすき。この名曲をEDに選ぶセンス!そしてそれに合わさったこのアニメーション!爽やかで、だけどどこか切なくて。イントロのメロディーがたまらなく良いですよね。
この曲のCMで姫ちゃん(高橋李依)が鼻歌でメロディーを口ずさんでいたのもかわいかったなあ。

ムーディーなピンクの中を、走れ

BNA ビー・エヌ・エー』のED、Shin Sakiura feat. AAAMYYY『NIGHT RUNNING』はピクサーとか外国アニメ風な絵のタッチが素敵。このあと紹介する曲でもそうなんですけど、最近エンディングのアニメーションって本編とは違うタッチで描かれているもの多いですね。そういう流行りがあるのかしら。
濃いピンクと濃い青の組み合わせもすきだなあ。

曲が良すぎる謎のアーティスト、はてな

体操ザムライ』ED、はてな『「夢?」(ゆめじゃない)』も色彩がすきで、尚且つ本編とは絵のタッチが違うもの。本編主人公の荒垣城太郎ではなく、謎の忍者?レオナルドがメインになっています。このレオおしゃれ。
さて、はてなって何者なんでしょうか。これ単純に曲がすごく好きなんですけど、謎のアーティストと言いつつ有名なひとだったりするのかなあって思ってます。だっていきなりアニメのEDだし、作詞はいしわたり淳治さんですし。むむむ。

等身大の「どうすれば」を歌う

公式ED映像が無かったのでアニメ版のMVの方を。『イエスタデイをうたって』ED、ユアネス『籠の中に鳥』です。このアニメはOPが無くて、EDのみでした。EDも3曲あり、1話から6話まで使用されていたのがこの楽曲。
「あぁ どうすれば この身体から あなたを隠す事ができるのか」
サビで繰り返される「どうすれば」も「隠す」という表現も、アニメとリンクしていて良かった。毎週主人公のリクオに「ああっ!もう!なぜ!」って言いながら観ていました。映像も声も、非常にエモーショナル。

絵が綺麗で、歌詞が綺麗で

フルーツバスケット 2nd season』ED、MONKEY MAJIK『Eden』はフルバに書き下ろしたというだけあって、歌詞が美しいんですよ。EDとして流れる部分には使用されていないんですが「この雪が溶ける頃 春がやってくるね どんなに寒くても また春は必ず」という歌詞があるんですよ。ああ、はとり…ね、愛を感じますよね。。
あとはもう絵が美しい。紅野さん格好良すぎませんか…?

2020年お父さん大賞、受賞!

今年の春アニメの中でいちばんときめいたのが『かくしごと』の後藤可久士でした。お父さんの隠し事は、描く仕事。コメディーアニメかと思って油断していたらあっさり泣かされてしまう。なんでなんだろう、格好悪いところたくさん知っていても、それでも格好良くみえるんだ。
そんなアニメのOPはflumpool 『ちいさな日々』。これ、すごく良かった。このアニメの放送前にドラマでは『知らなくていいコト』が放送されてまして、それも主題歌がflumpoolだったんですけど、そっちの曲(『素晴らしき嘘』)もすきで。この時期はずっとflumpoolを聴いていた気がします。

真綾さんの歌声に思わずにっこり

16世紀初頭のフィレンツェ。男性画家が主流の時代に、貴族の娘が画家を目指す成長物語。『アルテ』OP、坂本真綾『クローバー』
「毎日私が生まれる 生まれ変わって目覚める」というサビの歌詞が、明るくて向上心のあるアルテにぴったり。アルテを見ていると、そしてこのOPを聴くと、自然に元気が湧いてきます。

それはまるで群像劇のように

元気が出るといえば『LISTENERS リスナーズ』OP、ACCAMER『Into the blue's』もそうですね。そうだ、この作品もMAPPA制作だ。もうあと残り少ないんですが、ここから先まだまだMAPPA出てきます。
群像劇系のアニメーションに弱いんですよ。『BACCANO! -バッカーノ!-』のOPもだいすきですし。なのでこれに関しては映像が好み。そもそもキャラデザもすき。でも肝心のストーリーがあんまりよく分からなかったなあという印象。
EDが毎週違う楽曲をミュウ(高橋李依)が歌うっていうのもすごかったなあ。EDのためだけに作られているアニメーション、どれだけ手間がかかっていることか。

もう踊っちゃうしかないんじゃない?

BNA ビー・エヌ・エー』のOPも主人公が歌う、というものでした。影森みちる(CV:諸星すみれ)『Ready to』はもう、踊り出しちゃおうよ!ってくらいテンションが上がる楽曲。たった1分なのにね、最高!
TRIGGERのアニメ作品こそアニメーションならではの色、動き、が多彩だなあと思います。くるくる変わる表情とか、ここから映すの?っていう画角とか、そこがすき!あとこの太めフォントもTRIGGERらしいなと思います。BNAもキャラデザがかわいかったなあ。

Eve × MAPPA 最高のコラボレーション

呪術廻戦』OP、Eve『廻廻奇譚』です。いや、もうさ、だってさ、こんなの格好良すぎじゃないですか。Eveくん元々すきで、MAPPAのアニメーションのクオリティもさすがすぎて、はい、最高のコラボ爆誕。
「公式MAD」という単語がトレンド入りするくらい盛り上がっていましたが、この曲のPV 版もクオリティが高すぎる。歌詞の表現方法がたまらない。
敵である呪い達が結構気持ち悪いなと思いつつ「正しい死」を求めるっていうストーリーがとてもすき。あと、軽率に五条先生沼に落ちています。


さて、残り2作がわたしの今年のイチ推しです。
…2作だとイチ推しって使っちゃいけないのかな。

ちなみに2作とも制作はMAPPAです。強い!


ハイセンスな塗りのおしゃれエンディング

続けて『呪術廻戦』ED、ALI『LOST IN PARADISE feat. AKLO』です。とにかく見てほしい、としか言えない。OPは戦闘アニメーションが格好良いけど、EDはおしゃれに格好良い。呪術師たちの日常編って感じでOPとのギャップにくらり。ポップな色使いがハイセンス!
観ながら最後のポーズ思わず一緒にキメにいっちゃうでしょ。自然と横揺れで聴いちゃうでしょ。う〜ん、良いです、良い。生徒よりもノリノリの五条先生、何度観ても笑ってしまう。

令和に蘇った、上海ハニー!

あの、これ、めちゃくちゃすきです!だいすきです!
体操ザムライ』OP、荒垣城太郎(cv:浪川大輔)レオナルド(cv:小野賢章)南野鉄男(cv:梶 裕貴)、メインキャスト3名がカバーしたORANGE RANGEの『上海ハニー』です。
ORANGE RANGE世代なのでテンション上がります。曲自体も良いんですけど、アニメーションも最高なんですよ。まず第一にクレジットの出方が格好良い。あとシュールな表情、ポーズが面白い。そこに流れる上海ハニー。ああもう、すきが止まらない!賢章先生が高音パートなんですよね。はあ、声優さんって本当にすごいや。

体操ザムライ、面白いんですよ。舞台は2002年、元体操日本代表の荒垣城太郎が主人公。体操アニメーションの動きの美しさもさることながら、体操選手を父に持つ娘の玲ちゃんの話が泣けてしまう。4話と6話、わたしボロボロに泣きました。
今年のお父さん大賞は『かくしごと』の後藤可久士って書きましたが、今年の娘大賞は間違いなく『体操ザムライ』の荒垣玲ちゃんです。玲ちゃん、おめでとう。あと荒垣家で飼われているビックバードがまあまあ怖い。



公式動画が無くて紹介できなかったものもありますが、いかがでしたでしょうか。気になる曲、アーティスト、アニメが見つかったなら嬉しいな。

『神様になった日』OPのサビへの入り方の気持ち良さや、ひなの目の綺麗さ、『天晴爛漫』OPイントロの始まるぞ〜感にワクワクする気持ち、『ダイの大冒険』OPもEDもマカロニえんぴつが抜擢されて大躍進だったこと、まだまだ話は尽きません。

『ハイキュー!! TO THE TOP』のEDも主人公メインじゃ無いところが良いんですよね。1クール目は、マネージャー、OB、監督、顧問、選手の兄姉たちにスポットが当たったもので、2クール目は春高に進めなかった宮城勢が描かれているのグッときちゃう。白布賢二郎の泣き顔出すのはずるいよなあ。


たった1分半のアニメーション、そして音楽。
それだけでもこんなにも楽しくってドキドキします。

来年は一体どんなアニメーションに出会えるかしら。
とりあえず、1月スタートの『化物事変』『ゆるキャン△ SEASON2』がいまからたのしみです!


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