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東海道山陽新幹線で「退勤」してみたというお話。

前回は日航国内ファーストで「退勤」したが、今回は年末に最終の博多行きのぞみで「退勤」した備忘録だ。なお、今回は定時(ここ重要)での「退勤」であったので写真が少ないのはご容赦頂きたい。


シゴオサ

15lほどのパンパンになったリュックを背負って、見事定時きっかりに退社。その日は仕事納めであり、律儀な方であれば、一人一人お声掛けして挨拶回りするところだが、否、そんな時間はない!「終電」まで、後1時間少々しかないのだ。奇遇にもお得意様がそんな私に忖度してくれたのか、丁度上司宛に電話を入れてくれたのでこれ見よがしにそそくさと事務所を後にする。
その後、無事東京駅に到着。あくまで今回も「退勤」である為、気持ち程度のお土産と夕食の駅弁を買って東海道山陽新幹線ホームへ。
今回は少し奮発してグリーン車を予約。それでも年末、ましては直前に九州への「退勤」となった為、スタフラの普通席を取るよりかは大分お安い。余裕ある4列シートで快適にのほほんと過ごせば、勝手に博多まで連れて行ってくれるので、良い身分である。

エスカレーターに着くまでが修羅場であった…

グリーン車のすゝめ

先ず、博多まで乗り通すもの好きは少数ではあると思うが、グリーン車を利用する際は是非とも新大阪以西まで行く時に活用してはいかがだろうか。おしぼりを2枚ゲット出来るからだ!
というのは冗談で、コンセントが各席にあることが1番だ。汝、お仕事の有無問わず電源確保は現代人(モダン•マン)において人間の尊厳に関わる問題だ。知らない間に数を増やしつつあるN700S型であれば普通(自由、指定)席にもコンセントが各席ごとに配置されている。他方、従来型のA型だと、普通席にもコンセントはあるにはあるが、窓側席のみの配置となる。如何せん、未だ従来型のA型が主力である現状を踏まえるとグリーン車が無難な選択になるだろう。
という訳で、その恩恵にあやかり、リニア中央新幹線並のスピード感で残ったタスクを片し「シゴオサ」する。
新横浜を過ぎた辺りでお腹も空いたことだし、ここにて夕食会場とする。

何故カクテルテーブルで食べていたのだろうか?

大人な麦茶の効果もあり、程良く整ったところで何時しか終点博多に到着。「退勤中」ではあるが終バスも既になくなったことだし、ここ博多で一泊してから帰宅の途に就こう。

真夜中の中洲川端を徘徊

よく東京や他の地方の方と話す肴ではあるが、福岡始め俗に言う「九州人」はあまりラーメンを食べない。何方かと言うとうどんの方がメジャーであったりする。とは言え、帰省もとい「退勤」の楽しみでもあるが故、ホテルに荷物を置いた後、近くのラーメン屋へ。

先ずは高菜や紅生姜を入れずスープ本来の味を愉しむ、
と通ぶれるが現地民は構わず最初から各々の好みにして食べているので何も気にせず食べれば良いかと…

ラーメン¥700也

久しぶりに給油出来たら、ホテルに戻りそのままベットへダイブ。気づけば気を失っていた…

翌日

朝目覚めた途端何もしていないにも関わらず、既にお昼間際であった。それに加えて先に書いてある通り、未だ「退勤中」なのだ、解せぬ。
取り急ぎホテルのチェックアウトを済ませ、博多BTへ。急ぎ足で高速バス乗り場に、ではなく牧のうどんへ。

肉ごぼ天うどん並 ¥760 甘辛くたかれた牛切り落としと、程よい塩身がついたごぼ天、そして比較的コシの抜けた食感のうどん。実に最高である。

食べ終わったらいい感じの時間に「退勤先」の高速バス発車時間になったので、大人しく乗車。帰宅後もまた麺類を喫食したのは此処だけの秘密である…

マー油が足りていなかったので再給油。

最終博多行きのぞみで「退勤」した感想

最後に「退勤」した感想だが、仕事終わりに【嗚呼~長浜屋に行きてぇ】と思ったらおすすめのルートだ。新幹線は直前でもあまり金額が変わらないので良心的だ。ただ、目的地が福岡市外で、事前に予定が確保出来るのであれば大人しく翌日の福岡便で飛ぶのが吉ではある。
それはともかく、退勤後に気軽に博多へ、それも陸路で当日中に行けるのとは、日本の公共交通網恐るべし。

もう、ここまで来ると海外へ「退勤」するしかないか…


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