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5月の進捗報告

ご無沙汰しております、ホテルの構想を始めてからなんと1年が経過してしまいました。「今って工事中?」と聞かれることも多いんですが、まだ取り壊しさえもできていない状況です!そして、先日ホテルのOPENがまた遅れることが決まりました。目処は2022年の4~5月です。遅れに遅れに遅れました。

2021年5月→2021年11月→2022年4月と見事に半年ベースで遅れていますね。ホテルってそう簡単にできるもんじゃないんですね。

全行程に渡り一つ一つ目を通して、細かいことまでみんなでディスカッションしていることもあり、中々進んでいない現実ですが、ここから少しづつ世の中に出ていくものも増えていくんで、楽しみにしていてください!

なぜ遅れたのか?

遅れている原因は3つあって「予算調整期間」と「資金調達期間」と「豪雪」があります。3つはたまたまです。

まず第一に予算調整期間です。これは建築の見積もりと予算を合わせる作業で、かなり大変なのです。。ホテルの見積もりは細かく分ければ100件以上の項目が生まれるんですが、予算にミートするように一つ一つの値付けを確認し、必要あれば残し、必要なければ、削るという作業に1ヶ月はかかるのです。実は現在大幅にオーバーしているんです。ちょっとやそっとのオーバーではありません。

資金調達については、見積もりが出揃った段階で青森銀行と一緒に資金調達についての話し合いですね。そのやり取りで2ヶ月程度かかるため、公開がまずは3ヶ月後ろ倒しになったのですが、加えて豪雪ですね。こればっかりは青森を恨むしかありません。これまた3ヶ月は後ろに倒れるため、トータルで半年近くずれこんだということです。

なので、2022年4月にオープンすると思っていてください!もう遅れません!

建築図面は90%固まりました

毎週建築家とZOOMでMTGをしながら中身を詰めていき、90%確定迄来ました。母屋と離れの2つあり、母屋の建築は主には京都の俵屋のような雰囲気の世界を表現しています。離れはもう少し心を落ち着かせるようなゆっくりとできる空間です。泊まった人みんな大絶賛な場所に確実になります。

部屋は全部で6室あり、3室は石庭がついています。これは「籠もる」という内面と向き合うための空間ですね。この石庭は枯山水のようなもので、眺めながら自己の奥深くへと潜っていくんです。

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枯山水を望む部屋は悠久とも言える時間で、大げさではなく一生見ることができ、陰翳礼讃の世界観に包まれるような丁寧につくりこまれた空間になる予定です。めちゃカッコいいです。(まだ予定)

食について進み始めました

代々木上原にあるAELUというレストランの方と一緒にこもるのオリジナルメニュー開発にも着手しはじめました。今はコンセプトを固めている段階ですが、7月の頭には一度青森にリサーチをする予定です。

雑誌の構想「こもるの創造性」

こもるの創造性』というのが雑誌の一つのテーマです。これは古くは「ラスコーの壁画」からあるように、人間が洞窟のような狭い場所にいることやニュートンがペスト感染が大流行した際に実家に籠もることで万有引力を発見したように、遡れば古代から人間は籠もる行為を通じて、何かを生み出してきたのか?を明らかにしていくことが、雑誌の一つのテーマです。

なぜ籠もるのか?籠もることと創造物の関係性はあるのか?等を様々な観点から取り上げていきます。

運営MTGを開始しています

スタッフの運営MTGを週に1回ペースで開始しました。ホテルで働いたことある福田さんというプロをお迎えし、一緒に運営の「こもる憲章」の作成を開始しています。こもるのホスピタリティを言語化し、誰が読んでもその精神性をインストールできるというものです。

・・・ここまで書くとマジで危なそうな感じがしますが、割と真面目につくっています。利休七則というのを知っています?精神のあり方がめちゃくちゃ参考になるので、これをベースにつくっています。

青森で働く料理人を引き続き募集中です

最後に青森で働く料理人をしつこく募集をしています。全然見つからないです。そりゃ、まだオープン時期も決まっていなければ怪しいホテルの会社に(それも青森)飛び込んでくる人はいないでしょう。知り合い伝いにしつこく聞いて回っているので、みなさんの周りにも、そんな志願兵のようなチャレンジャーシェフが見つかれば是非、教えてください!

とまあ、5月の進捗はこんな感じです。後ろに戻ることはなく0.5歩づつ進んでいます。ロゴを体現するかの亀のような歩みの遅さですが、着実に進んでいるのでみなさん暖かく見守っていてください!6月はウェブサイト、雑誌とか一気に進みます!

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