見出し画像

いつの間にか100冊の本

こんばんは。
30代兼業主婦こもりんです。

いきなりですが
自宅の本棚の本の数、数えたことありますか?

リビングの棚にある分を数えたところ、
なんと百冊ありました。

けっこうな数だ。
あれ?私、わりと読書家じゃないか!とちょっと感動してしまいました(笑)

まあ読んでない本やパラ読みで終わってしまっている本も中にはあるんですけどね😅

そもそも何で数えようかと思ったかといえば、こちらの本を読んだからです。

『百冊で耕す <自由に、なる>ための読書術』。

冒頭で「本は百冊あればいい」という一文を読んで「そういえば今何冊あるんだろう?」と数えてみたらなんと百冊。

おお、なんか運命的

とはいえ百冊あれば十分という趣旨のお話ではありません。

自分にとってのカノン(正典)百冊を選ぶためにそれ以上は手に取る必要があるけれど、その選び抜かれた百冊を「選べる」ようになるための方法論が書かれています。

本の読み方、選び方、読書の意義など
読んでいて実践したくなる読書術も多く紹介されていました。


色んなジャンルの本を読もう


私が読んでいるのといえばほぼビジネス書。偏読がすごい。これを今後はもっと色んなジャンルに広げて読みたいなと思いました。

著者はこれは鉄板!という本のリストも挙げています。分からずとも読んでみること。
教科書に載るような古典、外国文学など…長く読み続けられてきた本には「長く読み続けられる理由がある」と。

確かに褪せないものがあるんだろうなと思います。ハードルは高いけど、図書館を利用するなら(例えきっちりとは読めなくても)気楽に試せるなーと思いました!

そういったたくさんの人に選ばれて読み続けられる正典のような本にたくさん触れること。そのうちに本物の目が養われるということだそうです。先は長い。

自ら問い、答えを創ろう


『本は、答えが入っている箱ではない。
読書とは、問いを、自分で言葉にすることができるようになる、遠回りの、しかし確実なトレーニングだ。
(略)
問いは、在るのではない。
答えは、探すものではない。
問いも、答えも、自分が創るものだ。
それを可能にするのは、読書だけだ。』

第4章 「わたしは読めているのか」


私がここ数年本を読むようになったのは、仕事や人生の悩みを解決したいからでした。

でもビジネス本を中心におよそ百冊読んできても、何かヒントを得ることはできても、はっきりとした答えを掴めたことはありません。

結局、本の内容を自分に落とし込んで考え、自分で動くしか何事も解決はしないんですよね。

ついつい参考書のような使い方をしていましたが、読書の大事な部分は、自分で問い、それに自分なりに答えを出していく力を養う方だったのですね。


一冊読んでみた感想


たくさんの正典、そして原典を読み込んできた著者の言葉の端々にセンスを感じる。
語彙力の高さを思い知る。

『読書は、<自発>への導火線だ。自発的であるがゆえに、予測不可能に発火する。
予想していなかった知恵、感情、共感、思考に延焼する。保険はきかない。』

第3章 読まないくせにというけれど

なんて表現するんだ!という驚き。

本を読む大切さを忘れないためにも、何度も読み返して味わいたい本でした。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?