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野見宿禰像
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東京2020の為に建て替えらる以前の国立競技場には、メインスタンド正面壁に長谷川路可氏によるモザイク壁画がありました。
昭和39年(1964)の東京オリンピックの際のものです。
向かって左が≪勝利≫(野見宿禰像)、右が≪栄光≫(ギリシャの女神像)です。
この壁画の野見宿禰像は奈良県興福寺の板彫十二神将立像の迷企羅(めきら)大将像を参考にしているようです。
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野見宿禰は相撲(角力)の起源として知られる人物であるため、今では大相撲本場所の幕内優勝力士へ贈呈される奈良県知事賞のトロフィーのデザインとして使われています。また、奈良県桜井市の相撲神社の石碑にも使用されています。
元々は奈良の興福寺の迷企羅大将像が東京オリンピックを経て野見宿禰像として奈良に帰ってきた感じです。
現在、両壁画は新国立競技場のGゲート・青山門に設置されています。
「角力」でも奈良県知事賞のトロフィーをこっそり描きました。
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相方のギリシャの女神像はフェアプレー賞として使わせてもらいました。
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