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こもれびノート 2023.11.28

新刊を仕入れて売るということ


今日が11月最後の営業日でした。

ちゃんとした数字はまた明日以降にまとめて夫と共有するのですが、
売上の記録をみるに、ざっくりした数字ながら、今月は先月に続き、新刊の販売を伸ばせました。

前月比、とかいうやつなら
9月→10月は1.5倍です。
まあ金額としてはちょっとですが。

9月に一旦、全ての棚に棚主さんが決まり、10月に増設、それも再びいっぱいになりましたが、今後しばらくは増設せずに、入れ替わりに対応していくつもりです。
今のようすをみているといい具合にそれほどお待たせせずに次の方に入っていただけたり、ちょうど空きますよ、みたいな感じでいけるだろうと。

なので、とりあえず、開店からの半年で、第一段階完了というところ。
しかし、前にもどこかで(ついったかな)書いたように、棚の利用料だけではお家賃に足るか足らないかなので(京都も家賃はそこそこします。とくにこのエリアは高め。開業準備のあれこれはまた別で)、
継続してやっていくには他の売上を伸ばさなければいけません。
なので、ここからの第二段階が本番というか大変なところだと思っています。

貸棚は棚主さんが自由に本を並べるので、こちらがああしてください、こうしてくださいというわけにもいかず、貸棚での本の売上に繋がることでできることは宣伝と集客が基本かなと思うのですが、劇的に伸びるものでもないように思います。

じゃあ何を伸ばすか。

まずはうちはそもそも出版もやってるので、うちの発行物が売れてくれるとそりゃいいのですけど、点数がそれほどあるわけでもなく、
いいものを作ってるつもりではあるけど、爆発的に売れるものでもないので、
となると、ほかにやれることは
こもれび書店自体が本を売るということがひとつ。

新刊の仕入れは開業時から少しずつ進めてきました。
と言ってもやはり仕入れ費がたくさんあるわけでもなし。
限られた買い切り予算と、直取引、しかも委託で扱わせていただける版元さんをを少しずつ増やしています。

どんな本を入れるかも問題。

棚主さんの棚に並ぶ本は、ほんとうにいろいろです。それぞれの傾向に合わせて棚主さんが好みそうな本を入れるのか、はたまた夫や私が作ってきた雑誌や本に近いジャンルを入れるのか。ほかの独立系書店を参考に多く並ぶような本を入れるのか。

結局、半年色々な方法で新刊の情報を入れながら、実際並べてみて、思ったのは、
あまり馴染みのないジャンルをわからないなりに入れるより、自分たちが読みたいと思ったもの、今までの仕事の経験からある程度判断のできるものを並べているほうが、勘も働きやすいし、なによりおすすめもしやすいということ。

棚主さんが置かれている本でどんな本が売れるかも参考になりますが、
自分たちは自分たちのわかるところで自分たちのやり方で売りたいものを売る、そういうことなんだろうな、とこの2か月のちょっと伸びた数字を見て思いました。
いちばん広い棚をもってる棚主のひとりみたいな感じでいいのかもしれません。


というわけで、またアンテナをびびっと伸ばして、世の中にどんな本があるのか情報をキャッチしたいと思います。
われこそはー!という版元さんもお声掛けくださいませ!!

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