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〈寺社仏閣探訪〉平之荘神社

 小さな頃は道端の地蔵菩薩やお稲荷さんに何とも言えぬ気味の悪さ、怖さみたいなものを感じていたが、大人になった今となっては畏れつつも興味の対象になっている。
 どんな場所でも小さな祠等が時折あったりするが、私が住んでいる街にも至る所にそれがある。
 ため池の周りに小さな藪があれば大体そこには祠があったりするし、西国街道沿いを歩くだけでもいくつもの寺社仏閣に遭遇する。
 今日記事にするのは、加古川市にある平之荘神社。

 歴史は和銅6年(713年)、商売繁盛・財福の神様である弁財天を祀るところから始まります。
 その後、建治元年(1275年)に平の荘大宮若一王子権現と称し、紀州熊野から建速素戔嗚尊(タケハヤスサノオノミコト)を主神として勧請します。

 鎌倉〜室町時代の武将である赤松則村は崇敬していたと言われています。
 赤松則村は室町幕府時代の播磨国守護職だった武将で、村上源氏の流れを汲む赤松家の四代目当主です。
 また、江戸時代には姫路藩主池田家より代々五石(一石あたり991.74m2として4958.7m2:大体東京ドームの10分の1の広さ)の朱印地を受けたと言われています。

 こちらの神社には境内に能舞台もあります。1688年に建立されたものらしく、Netflixで配信されている映画『Village』のロケ地でもあります。

 参拝したのが夏だったせいか、風鈴が沢山飾ってあり、境内に涼しげな音色が響いていました。

 今回特にここに行こうと思ってきたわけではなく、案内板が道路にあったのでふらっと参拝したのですが、厳かな雰囲気のある緑豊かな神社でした。
 次回は秋など別のシーズンにも来てみたいと思います。

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