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ジュエリー留学【1年生まとめ】

こんにちは。
こもれびです。

もうクリスマスも2023年も終わりますね。
早いようで、私にとっては本当に長く濃かった一年になりました。

今日は、ジュエリー留学一年生で何を学んだか、そしてそのまとめについて書いていこうと思います。

学校について

まず初めに、私が通っている学校は、オーストラリアのメルボルンにあるメルボルンポリテクニックというTAFEの学校です。
TAFEについてはたくさんの方がとても詳しくわかりやすく書いておりますので説明は省きますね。

ジュエリーオブジェクトデザインという学部で、主にジュエリーの作成、デザインについて学びます。

年数はコースにもよりますが、私は2年間のコースで、アドバンスドディプロマという、大学卒業の一つ下の学位の取得を目指すコースになっています。

普段は2月〜12月までで4回のスクールブレイク(2週間くらいのおやすみ)がだいたい10週おきに組まれています。
ただ今年はコロナ後初の対面授業再開+留学生受け入れと言うこともあり、先生たちの確保が難しかったようで3月下旬〜2月中旬までとなりました。
(オーストラリアでは全てにおいて急な変更は日常茶飯事です…笑)

なので一応一年生終了イベントの展示会まで12月18日に終えたのですが、まだ1月にCADの授業だけ残ってます…😭
ま、でもその勉強今できるからラッキーかな??

前置きが長くなってしまいましたが、
ここから、今年私が何について学んだかについてご紹介したいと思います。

一年生で学んだこと

大きく分けて3つ
①技術
②知識
③アイディア出し、実現方法

①技術


基礎的な道具の使い方をまず学んだ後、溶接、切り出し、磨き方を学びました。
そこから実際にジュエリーに使うための技法を学びます。
例えば、チェーン、フック、ピアスの裏のとめるやつ、表面技法、ワックスを使った技法、銀細工、リングなど。

こちらは、基本的にはそれぞれの科目ごとに制作課題があり、先生のデモンストレーションを見ながら作っていきます。
ただ、ここで日本の教育との違いを説明すると、制作課題はありますが、実際にそれを使ってどのようなジュエリーを作るかは人それぞれ。
毎回ある程度自分でどう言うものを作りたいかという発想や自主性は必要になります。
私が感じるに、みんな好きで学んでいるのでみんな同じように学んだのに全く違うものが出来上がるので毎回楽しかったです😆

②知識


こちらは私はかなり苦戦しました。
というか、今からも勉強が必要…
何をやったかと言うと、宝石学、金属学、歴史、環境や持続可能性、ビジネスなどです。
これは英語ができる人ならまだいけるかもですが、いかんせん英語大の苦手意識がまだある私にはハードルがかなり高かったです。
特に歴史とビジネスは課題がプレゼンとビジネスプランの作成だったので、課題に3週間ほど追われて死にかけましたね…はい。なんとか生き残れましたが…🙃笑

ただ、クラスメイトも同じように死にかけていたので、そこは救われました😂
ネイティブでも難しいならそらむずいだろうと。

さてさて、話を戻して、どう言う事を学ぶかと言うと、このコースの特徴として、アーティストととして独立までできるようにカリキュラムが組まれているところがあります。
ビジネスの授業では自分が自分の作品をどのようにブランディングしたりプロモーションするかを考えるために、より深く自分自身について知り、言葉にしていく必要がありました。
作った作品にどう言う意図があって、どう言う特徴があって、何を目指すのか。それを例えば資金援助を求めるときなどに説明できるようにしていかなければなりませんからね。

歴史や宝石学、金属学、環境や持続可能性の授業においても単なる知識の習得はもちろん、材料、環境問題(作成過程で出る有害物質パッケージなどのゴミと言った、自分が作っていく全てに関わってくる環境問題)について、こう言ったものを知識として知った上で、あなたの作品やブランドは何を大切にし、選んでいくか、という事について議論したりしました。

③アイディア出し、実現方法


これについては、デッサン、ポートフォリオ作成、写真、展示会、CADなどが入ってくると思います。
自分の作品をいかにオリジナリティを出して作るか、全てに自分のセンスを最大限に出していく必要がありました。
提出課題はそれぞれの授業で異なりますが、基本的にはデッサン以外は今までの技術の授業で作った作品や技術を使って、アウトプットツールを作り、提出するような形でした。
ただこれは私の大好きな分野だったのでめちゃくちゃ楽しかったです。(CADはまだですがめちゃ役に立ちそうなので楽しみ😊)
そしてなによりもクラスメイトのセンスも素晴らしくて、お互いに刺激しあえて最高です。

そして一年生最後の授業は展示会でした。
実際に最終日に家族や友達も呼んで展示会を行ったのですが、本当に楽しい一日でした。
私個人的には去年お世話になっていたホストマザーと娘さん、その他友達3人が当日来てくれて、なかなか会えなかったこの一年で私が何をやっていたかを見てもらえたこと、そしてそれに対してみんながフィードバックしてくれたことがとても嬉しかったです。
もちろんクラスメイトの大切な家族や友達に会えたことも貴重な時間だったなと感じます。


ここから少し全体に繋がることでもあるので、まとめに入っていきたいと思います。

一年を終えての感想

まず、一年生を終えて、率直な感想としては、
自分とひたすら向き合った一年でした。

今まで、人に自分という存在を主張することがすごく苦手だったんです。
自慢できるようなものは持ち合わせていないし、人から何か言われるのも怖いし、それならいないような影みたいな感じで密かにしてた方がマシだと思ってました。

でも、それをぶち壊さなければなりませんでした。
私が誰で、何を考え、何を作り、どうしていきたいのか。
具体的に言葉にして説明して自分というもの、自分が生み出したものを知ってもらわないといけない。
そしてその前には自分を模索し、何を作りたくてなぜそれを作りたいのか、好きな作品はどれでどうして好きだと思うのか、逆に自分のスタイルじゃない作品はどうしてそう違うと思うのか。
私のクラスメイトはとても言葉にすることがうまくて、自分のちゃんとした意見があって、たとえ意見が違ってもそれも素敵だと言葉にしていて、ここの部分については本当に海外で芸術を学ぶって素敵な事だなと思いました。

個性を大切にして尊重し合える環境があって、今までの自分だったら高い壁だった自己表現という分野をここまで楽しく自信を持って最終的に人に伝えられたのは、留学だったからこそ。前に思っていような、人に自分を知ってもらうことの恐怖は一切感じませんでした。

そしてもう一つ。
やはり、自主性がカギになります。
学ぶことはそういう事。でもあると思いますが、日本の義務教育のように先生たちは全ては教えてくれません。
全て教えたら、機械で作ったものと同じように個性のないものしか生み出されない。だから必要があったら自分で聞かなければならないし、調べなければなりません。
先生もわからないから、自分で試してみて!なんて言われることもありました。
誰も分からなければ自分でいろいろ試すのです。


最後に、私がもし留学で芸術分野に挑戦したいという人に伝えたいことは、
受動的な姿勢だと苦しみます。
ですが、本気でやれば、自分とは何者なのだろうかと考えるとても良い機会になりますし、わからないならわからないなりにもがき苦しみながらも試行錯誤するしかなくなるので自然に主体性も身につけることごでき、本当にいろいろな素敵なアイディアや作品にふれられて最高の機会になることは間違い無いと思います。
私は今まで隠れて生きたいと思っていた分、変えることはとても大変だったけど、人生においての大きな学びになりましたし、これがこれからの私の行動のエネルギーになりました。

だからこうやって、誰の役に立つかもわからなぬ文章をつらつらと書いてみようと思ったのです。笑

まだまだスタートラインの一歩手前くらいにしかたてていませんが、ここからまたもがき続けながら歩いていきまよ!


最後に、こんな読みにくい長い文章を最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
次回は学校の雰囲気(私のクラス)について書いていこうと思っています。

ではでは、2023年、お疲れ様でした。
良いお年をお迎えください!
Bye-👋



望んでいれば
いつまででも成長期






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